伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

悩み深き人ほど目覚めも早い

2010-01-12 12:01:22 | 禅の言葉
人間は自分の先の事を考えますと、心配し不安に成るものです。
まだ来もしない未来の為に、自分の「今」を不安にさせてしまいます。そう成りますと、今も不安、未来も不安と成り、ずっと不安なままの状態が本当に続きます。多くの人が、この状態に陥っています。
今が不安ならば、今の生活の中の「既に在る」貴重な良い事にも気付けずに、失くす傾向の動きを自分自身でしてしまうものです。
では、どうすれば良いのか?
今の目の前に在る物事を行う事です。掃除でも家事でも仕事でも、何でも自分が出来る行動を「懸命に」する事です。失業中ならば、考える前に就活に行くのです。病気で入院中ならば、医師の言う通りに専念する事を心がけるのです。
人間の最大の敵は、意識の漏電です。これが個人の思いの実現力を半減させています。
漏電とは、今すべき行動をせずに、頭でただ悩む事です。もし人間が、意識の漏電の予防と防止策に気付けば、この世は、その人にとって生きやすく成って行きます。
余計な思考を停止させて、目の前の物事を「楽しく」こなして行くのが良いのです
この心境が自分の中で更に進みますと、この世の色々な事を自然と受け入れて、愛情の目で見る事が出来だします。すべてが許せる気持ちに成るのです。これが「悟り」への道程です。
宗教的な求道よりも社会生活の中での方が、霊的な成長は「起こり」ます。
悩む力が大きい人ほど、思考の軌道修正が成されれば、成長する力も大きいものです。

写真は、禅の悟りの過程を10段階の絵図により表現した「十牛図」(じゅうぎゅうず)の内の最終段階の図です。最終段階の10枚目の絵は、悟りを得た後の最高の心境を現しています。入鄽垂手(にってんすいしゅ) の境地です。
この絵で大切な事は、悟りを得た修行者が着飾らずに笑みをたたえた布袋さんの姿に成って、「街へ」出ている事です。持ち物は袋1つだけです。そして大人では無く、「心が幼い」子供と遊ぶ姿だと言う事です。
これは、心が幼い未熟な人物とも、共に遊べると言う事を意味します。

皆さんにも、嫌な人や苦手な人物が居ることでしょう。
でも、自分の心が成長すれば優しく相手を見る事が出来るのです。さらには、共に遊ぶ事も出きてしまうのです。
え、絶対に無理?
では、今の現状に感謝を置く事から始めましょう。
悩みの全ては、この世だけの事です。大した事は、ありません。いずれ必ず終わります。
だからこそ貴重な「今」に対して。。。この言葉です。

生かして頂いて ありがとう御座位ます

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私の返答が無いコメントは、霊的な問題では無いと言う事です。
個人的な相談はメールでは無く、コメント欄でお願いします。

コメント (543)
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