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『白戸修の逃亡』 大倉崇裕

2024年05月05日 20時13分34秒 | ■読書
大倉崇裕の長篇ミステリ作品『白戸修の逃亡』を読みました。
ここのところ、大倉崇裕の作品が続いています。

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何故か東京の中野で事件に巻き込まれ続けている白戸修。
今回は、世界的な大規模イベント「メガトンコミックフェスタ」の会場に爆破を仕掛けたという脅迫電話をかけ、イベントを中止に追い込んだ犯人に間違えられた。
不特定多数の人間に追われることになった白戸に、過去に事件で関わった人たちが次々と救いの手をさしのべてくれる。
果たして白戸の運命はいかに!?
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2013年(平成25年)に刊行された作品……TBS系列で千葉雄大主演でテレビドラマ化もされている白戸修シリーズの第3作です。

爆破予告の犯人「松崎」に間違えられ、多くの人に追われることになった白戸修……しかし、行く先々で過去に事件で関わった人たちが救いの手をさしのべてくれる、、、

果たして彼は「白戸」に戻れるのか!?白戸修シリーズ第3弾は初の長編ミステリ!

お人好しの性格で頼まれたら嫌といえない……No!と言えない草食系男子・白戸修を主人公とした物語、、、

白戸修が人違いから無数の人々に追われ、中野近辺を逃げ回り、窮地に陥る中、過去の事件で関わった人々が次々と現れて白戸修を救おうとしてくれる……そんな総まとめ的な作品でした。

お人好しの性格はさらにパワーアップ……もっと自分のことを考えたらイイのになー と思いつつも、憎めないし、放っておけなくて、気になっちゃってるうちに物語に惹き込まれる感じです、、、

逃亡中の緊張感、緊迫感とアクション……そして、なぜ白戸修が多くの人に追われることなったのかという謎解きの要素のバランスも良くて愉しめる物語に仕上がっていました。

未読のシリーズ第1作『白戸修の事件簿』を読んでいれば、もっと愉しめたのになー 第2作から読んだので、ちょっと残念でした。

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