さて、「アセンション系」、「スピリチュアル系」や「陰謀論系」のサイトが、マヤ暦を引用して、
「ニビルが、3,600年の楕円周期を」
ニビル星を写したという写真がオカルト本などに載っているという。それがこれだ。
しかしなんのことはない、この写真の正体はいっかくじゅう座のV838という星(中心の赤い星)が急激に明るくなった現象が写されたものだ。
まるでガスが広がっているように見えるが、実際はすでに広がっていたガスに増光した光がようやく届いて照らされるようになったものだ。
「ニビルは、木星くらいの大きさで太陽に接近して互いに放電しあいマスが、その時期に地球が放電の中を通過しますので、大災害が起こります!」
無責任な地球滅亡論をまくし立て、社会を不安に陥れて12月21日を迎えましたが、何事も起こりませんでした。
彼らが、以後どのように言葉を変化するのだろうかと観察していましたが、厚顔にもなんと彼らのたまわく
「あなたは、アセンションできましたでしょうか?」
「あなたは、次元上昇しましたか?」
「何らかの陰謀を目撃しましたか?」
「三次元から、五次元にアセンションしましたか?」
それぞれの方たちは、異口同音ですが、答えは全て、NOです!
私は、常に
「起こりません!」
とだけ質問者には、答えていました。
この地球には、世界人類を守ろうとする勢力と、今までのように影で操ろうする勢力が存在します。いずれの勢力も人類の科学力よりも2,000年近く進んだ科学力を所有しています。
勿論、二つの勢力は対立してはいますが、地球が崩壊しては困りますので相互ともが、地球の危機を回避するための防衛兵器を所有しています。
惑星の軌道を変更させるくらいのことは、朝飯前の片仕事のようなものですから、簡単に軌道を変えてしまいます。
それが、如何なる巨星であろうと宇宙の波動と震動を利用すれば簡単に処理をすることが出来ます。
地球に衝突するかもしれない隕石は、無数にありますが一切衝突したことがありませんね。そう二つの勢力が、しかるべき兵器を宇宙空間に配備して迎撃態勢を整えているからなのです。
さて、話は元に戻りますが、まずアセンションに関しては、以前メモしたように、これは結果として自己欺瞞の習慣を導きます。
また常に自分を、なだめすかせるということの繰り返しになります。
騙されても騙されても、
「いやこれはまだこれから起こるのだ!」
というような心理状態が醸成されしまいます。
そうやってますます洗脳が強化されていくことに、成ります!
一方、アセンション話を送りつけている、自称チャネラー・ビジネスマン/ウーマンたちは、彼らの予言した
「マヤ予言の地球最後の日」
が来なかったことに対してどういうのだろうか?
と見ていますと、予想通り
「世界は変わりました!」
「あなたがたは新しい時代に入りました!」
というようなことを言い出しています。
さすが剛の者たちであります!
素直には、なれない~なかなか良い根性した者たちです!
そしてこういったチャネラー情報を利用して、それなりの自分のビジネスを
している人たちは、事前にうすうすフィクションであると読者に伝えておく必
要があるのではないかと、私は思慮いたします。
ちょっとメモすれば、ちょっと前、いわゆるインターネットが出来た頃、「ディジタル・ディバイド」という言葉が流行しました。
これは、パソコンを駆使して情報を自由自在に得ることが可能な人々と、そうではない人々の間で、収入やビジネスで大きく隔たりが生まれたという社会現象を言いましたが、実は、この問題も「ディジタル・ディバイド」の問題を抜いては語ることが出来ませんし、理解することも不能だろうと思います。
いわゆる「有名ブロガー」と呼ばれる方々、インタ−ネットで上のようなさまざまなサイトを運営している人々は、おそらくこれが理解できていなかったのではなかろうかと考えます。
この話しを理解することが出来た人たちは、自己防衛に走り回り、親友、知人達に話しを吹聴して回り、自己満足していたのでしょう。
それに「日本人特有のメンタリティー」が輪をかけたのでしょう!
インターネットで素人が有名になり、日に何万かのサイトヒットなどがあると、日本人全員が見ているような気になってしまうのです。
だから、世の中にちょこっとあるそういったサイトがいっせいに日本未来支持などと言えば、日本全体がそこへ動くなどと錯覚してしまうのです。
こういうような、
「ちょっとできるとぜんぶ出来るかのように思う」
「ちょっと有名になると、みんなが知っていると思う」
というようなメンタリティーが、「日本人特有のメンタリティー」というものです。
まあ1999年以来の久々の「地球滅亡論!」でしたが、何を隠そう~その実、私も食料・飲料水3年分に、防寒用具、発電機などを用意して事に備えた一人でもあります!
ニビルうかぬんは別にしまして、東京大震災の可能性にもありましたので・・・!