レトロの小部屋

紙物を中心に古物を集めています。
ついでに所蔵品の思い出も。

教科書

2021年02月23日 15時42分54秒 | 絵封筒・紙物

戦後、学校制度が変わり、教科書も変わったことでしょう。
その地図帳の初めの2枚がちぎれていました。
昭和24年10月10日、文部省検定済 中学校社会科用です。

庶民の地域ごと絵地図の表現方法や家々の様子が載っています。

農家の間取り、トイレは馬小屋の横にあります。
雨の日は傘をさして行かねばなりません。

町の店舗付き住宅です。この形は今でも商店街に存在します。

都市の住宅と書いてあります。

 


「元宵」の絵はがき

2021年02月15日 10時41分11秒 | 絵はがき

南満州鉄道(株)発行、凸版印刷(株)

絵の右下の端に「元宵」と書いてあります。

元宵とは、中国、台湾の祭日で元宵節(げんしょうせつ)
春節(旧正月)から数えて5日目で最初の満月の日で、灯篭を飾り「元宵団子」という、アヘンの入った団子を食べる。ギョ!     上元節、灯篭節ともいう。

春休みが3分の1終わってしまって、家の手伝いをしなくて、お母さんがおこるのよ、と友人に宛てた絵はがきです。大正末期から昭和の初めごろでしょうか、3月20日の消印。
切手はミシンがありません。


滑稽新聞と大阪滑稽新聞の絵はがき

2021年02月04日 10時10分06秒 | 絵はがき

讃岐の国(香川県)阿野郡羽床村大字小野の庄屋の4男として、1867(慶應3年)2・22-1955(昭和30年)7・28

土の日に生まれた4男にて四つ足で歩く「亀四郎」と命名された。

明治17年18歳の折、中国の「康熙(こうき)字典」にて亀は外骨、内肉の動物であるの項目あり。
親の反対、役所の許可を得て、戸籍まで変更した。

ガイコツのほかに後にトボネとも称した。

故郷の小野から、小野村夫のペンネームで明治34年1月より月2回(1日、15日)滑稽新聞を発行した。

折からの絵はがきブームで増刊として発行した「絵葉書世界」は爆発的人気を呼んだ。

定価40銭。

絵葉書世界の画家としては

墨池亭黒坊(前野一廣) 

米野白水、高砂太夫 竹久夢二(竹久茂次郎)

なべぞ(渡辺和博) 明治41年双子の男児を授かる。

権力者の収賄など悪行を書きたて、起訴、裁判、罰金、入獄を繰り返し明治41年10月20日発行173号「自殺号」に小野村夫切腹で廃刊。

やがて、大阪滑稽新聞の中で「天将平民」として生まれ変わる。

私の所蔵品、裏と表です。
絵はがきとして使用する場合は、サイズから言って横のタイトルは切るのでしょう。
切手を貼る部分は、裏の絵のオチだとか。
ちなみにハガキは、宛名面が表です。

古いものは下段に通信欄の区切りがありませんでした。

ここからは、大阪滑稽新聞です。

扇子を投げて的を倒す「投扇興」という遊びです。

黒坊さんのサイン分かりやすい。

学生がマネして新聞を作って、友人に送ったものの様です。
愉快なお友達です。