のびたとブレイク

生き生きと第三の人生を歩んでいます
うたごえ ウォーキング ボランティア 時々花と金魚

少年の背負う弟は 既に息絶えていた

2013年08月10日 08時33分34秒 | うたごえ
この写真を見て欲しい
何も言葉が要らない
戦争の悲惨さ 原爆の悲惨さを 無情に訴える



少年は弟を背負い 爆心地付近をさ迷っていたのか
背中の弟は無邪気に 生きているようにも見える
夥しく積まれて行く死骸の山に火が放たれる

弟も その中へ入れられた
身体を焼かれる音が聴こえる
感情も無いように 微動だにせず直立不動で立ち尽くす少年



昨日 墨田のうたごえが終わり 原爆写真展を見た
これまでに何回もあちこちで見てきた惨状がこれでもかと迫る
アンケート用紙を貰ったが 胸に貫くもので何も書けなかった



うたごえでは 最初に長崎の鐘を歌って貰った
昨日は長崎に原爆が落とされた日である
恨みの広島 祈りの長崎 この様にも表現される

長崎の鐘は 原爆投下の日も医師として勤務していた永井隆博士の実話
必死に被爆者の治療や救出に取り組み 虚しい手当てをするしかない
昼も夜も 膨大な数の被爆者に治療に献身した

数日して 妻がどうしているか思い出した
あまりにも生きようとするいのち 消えて行くいのちと向かい合っていた
心で詫びて 家のあった辺りに妻を捜した

人の形のような焼きついたあとが見える
そこに妻が愛用していたロザリオがあった
妻は天国に召された 

この話をサトウ八チローが詩に書き上げた
作曲は甲子園の愛唱歌 ああ栄冠は我に輝くの古関裕而だ
曲は前半が短調で哀しみを 後半が長調で天国で暮らす妻へ

 

一昨日は 両国の震災慰霊堂へ行った
大正時代 関東大震災で東京周辺は壊滅的な被災 多くの命が消えた
そして 東京大空襲では同じように焼け野原 人も建物も生活の証も・・

大震災は 避け様の無い自然の災害 ただ対策を強化するだけ
しかし 空襲も原爆も戦争は虚しい人災である
人類の叡智を結集すれば 人の心を失わなければ避けることが出来る

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