ゆうわファミリーカウンセリング新潟 (じーじ臨床心理士・赤坂正人)     

こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で、じーじ臨床心理士が公園カウンセリングや訪問カウンセリングなどをやっています。

北山修ほか編『日本語臨床3「甘え」について考える』1999・星和書店-「甘え」の臨床に学ぶ

2024年05月12日 | 心理療法に学ぶ

 2020年5月のブログです

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 北山修ほか編『日本語臨床3「甘え」について考える』(1999・星和書店)をかなり久しぶりに読みました。

 土居さんの「甘え」理論を1997年の第4回日本語臨床研究会で討議をしたあとの論文集ですが、読むのはなぜか久しぶりになってしまいました(土居さん、北山さん、ごめんなさい)。

 例によって、付箋やアンダーラインがあるものの、記憶がほとんどなく、なんと藤山直樹さんも論文を書いていて、ラッキーでした(一回読んだはずなのに、ラッキーもないのですが…。藤山さん、ごめんなさい)。

 言い訳になりますが、人はやはりその時の実力に応じた読書しかできないのですね。

 さて、今回の実力(?)で、印象に残ったことを一つ、二つ。

 一つは、小此木啓吾さんの論文。

 小此木さんは土居さんより10歳後輩らしいのですが、土居さんの影響で小此木さんも精神分析を勉強をされたとのことで、「甘え」理論についても、土居さんのお人柄をからめて、ご紹介され、わかりやすいです。

 共通の症例の治療経験も述べられ、深い思索が示されています。

 次は、藤山さん。

 藤山さんは、「甘え」と「はにかみ」について、わかりやすく述べられています。

 提示された症例が、藤山さんの他の論文でも取り上げられていることに、途中で気づき、忘れん坊のじーじとしてはめずらしく症例を記憶していることに、感動しました(?)。

 藤山さんは、「はにかみ」が生じる時に、「甘え」が自覚できると述べられており、さらに、それらと「恥」や「秘密」との関係ついても論じていて、とてもいい論文です。

 それにしても、日本語臨床研究会のレベルの高さに驚きます。

 じーじはもうしばらく後の会から何回か参加させてもらったのですが、その頃も刺激的な議論がなされていた記憶があります。

 さらに、経験と思索を深めたいと思います。      (2020.5 記)

 

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行者にんにく!を眺めながらの里山カウンセリングは、こころもにんにん元気になります

2024年05月12日 | カウンセリングを考える

 こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で,じーじ臨床心理士が公園カウンセリングや里山カウンセリング,海岸カウンセリング,訪問カウンセリング,メールカウンセリングを新潟市と北海道東川町(夏期)でやっています。また,面会交流の相談・援助もやっています。

 公園カウンセリングや里山カウンセリング,海岸カウンセリングは,屋外で行なう個人カウンセリングや親子・夫婦の家族カウンセリング,子どもさんの遊戯療法などで,お近くの公園や自然の中で,ゆっくりとご自分やご家族のことなどを考えてみます。

 料金・時間は1回50分3,000円で,隔週1回,あるいは,月1回などで行ないます。

 訪問カウンセリングは,屋内で行なう個人カウンセリングや家族カウンセリング,子どもさんの遊戯療法などで,ご自宅やお近くの屋内施設で,じっくりとご自分やご家族のことなどを考えてみます。

 料金・時間などは公園カウンセリングと同じです。

 メールカウンセリングは,メールによるカウンセリングや心理相談で,1週間に1往信で行ない,1往信700円です。

 面会交流の相談・援助は,相談はご自宅などで行ない,1回50分3,000円,援助はお近くの公園や遊戯施設,あるいはご自宅などで行ない,1回60分6,000円です。

 カウンセリング,相談・援助とも土日祝日をのぞく平日の午前10時~午後3時にやっています(すみません、年寄りなもので、夕方や週末のお仕事が難しくなってきました)。

 じーじのカウンセリングは,赤ちゃんや子どもさんがご一緒でもだいじょうぶなカウンセリングですので,お気軽にご利用ください。そういう意味では,深くはないけれども,現実の生活を大切にしたカウンセリングになるのではないかと考えています。

 料金は,低めに設定させていただいていますが,月収15万円未満のかたや特別なご事情のあるかたは,さらに相談をさせていただきますので,ご遠慮なくお問い合せください。

 ちなみに,消費税には反対なのと,計算がややこしいので,いただきません。

 お問い合わせ,ご予約は,メール yuwa0421family@gmail.com までご連絡ください。

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 行者にんにく!を眺めながらの里山カウンセリングは、こころもにんにん元気になりますよ。

 

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孫娘たちが大好きな段ボールの小さなおうちは新潟のばーばのプレゼント-遊ぶことのちから

2024年05月12日 | 遊ぶことの力を考える

 上の孫娘が7歳、下の孫娘が4歳のころのブログです

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 新潟のじーじのおうちの居間には、孫娘たちが大好きな段ボールでできた小さなおうちがあります。

 何年か前の孫娘たちの誕生日に、新潟のばーばがプレゼントをしたおうちなのですが、これが孫娘たちが大好きで、新潟に遊びに来ると、いつも二人で中に入って遊んでいます。

 段ボールのおうちなので、ブーフーウーのおうちのように、今にも倒れそうなおうちなのですが、孫娘たちは大のお気に入りで、いらっしゃいませー、とお店やさんごっこをしたり、秘密基地のようにして、二人で遊んでいます。

 最近は、ようやくはさみの使い方を覚えた下の孫娘が、折り紙をハート形に切って、セロテープで貼って飾ったりしていて、この子は将来、建築家になれるかもしれません(?)。

 上の孫娘も、紙をテープのように切って、丸めてつなぎ合わせてモールを作って、きれいに飾ったりしており、こちらはインテリアデザイナーになれそうです(?)。

 いずれにしても、子どもたちの発想の豊かさに驚かされます。

 じーじなどには絶対思いつかないような新鮮で、大胆で、楽しいサプライズが目白押しで、じーじはうれしい驚きの日々です。

 年老いて、発想が貧困になってきているじーじには、まぶしいかぎりで、そろそろ世代交代の日も近いのかもしれません。

 何年か先かのことかもしれませんが、楽しみなことです。

 今日も孫娘たちと一緒に、折り紙や画用紙で工作をしながら、後娘たちの確かな成長を感じているじーじです。     (2018?記)

 

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