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初めての熱田神宮

2012-03-19 20:04:35 | 愛知、三重 梅の花旅

 呼続(よびつぎ)公園は名古屋市南区にあり、椿が1000本植裁されている椿の名所です。

 

 梅がテーマの今回の「花の旅」ですが、椿の季節とも重なりますので、寄ることに致しました。

 

 曽池と呼ばれる池を中心に、周囲に椿や桜が植えられた市民の憩いの場所です。

 周囲を住宅街に囲まれた典型的な都市公園でした。

 

 公園の東外れに椿の品種を集めたコーナーがありました。

 時期がまだ早いのか、椿花は一部の木でしか見ることができませんでした。

 

 

 

 次に尋ねたのは熱田神宮です。

 名古屋には幾度も来ていますが熱田神宮に来たのは今回が初めてです。

 予想以上の規模の神社に、ちょっと驚きました。

 

 明治神宮ほどの規模ではないにしても、参道を覆う森が神社の歴史と風格を物語り、樹齢1000年以上という楠の巨木も見事なものです。

 

 

 

 私が参拝しているときに、結婚式の最中と思われる新郎新婦が参道を本宮へ歩んでいました。

 

 春めいてきた季節の結婚式は、静かに、厳かに目の前を通り過ぎて行きました。

 

 

 熱田神宮には樹齢300年のヤブツバキがあるということだっだので探してみました。

 「保存樹 ツバキ」の標識がある木を見付けましたが、どうも違うような気がします。

 事前にしっかり調べてからでないと、ハズレが多くなります。

 

 

 

 しかし、予定していなかった梅の花を見ることもできました。

 

 「ならずの梅」と名付けられたこの梅は16世紀前半の亨禄古図にも描かれた奇木で、八重の花が咲くが、一度も実を付けたことがないので「ならずの梅」なのだそうです。

 

 

 熱田神宮でお昼時を迎えていました。

 そして「宮きしめん」の暖簾の茶屋から、鰹節のだし汁の良い香りが漂ってきましたので、思わず中へ。

 

 これが宮きしめんです。

 あっさりと上品なきしめんで、結構なお味でした。

 

 

 

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愛知を西へ

2012-03-19 17:40:02 | 愛知、三重 梅の花旅

 岡崎市から豊田市へ入り、王滝渓谷へ向かいました。

 

 王滝渓谷は豊田市の東部に位置し、仁王川が作る渓谷です。

 山の中へ入るので梅花の時期としては早すぎるだろうと考えていたのですが、案の定でした。

 渓谷の入口に、わずか一本、紅梅を見かけただけでした。

 

 

 

 豊田市から南西へ進み、東浦町の於大公園を目指しました。

 本当は昨日寄れば良かったのですが、リストから見落としていたのです。

 

 東浦町へ向かう途中で空腹を覚え牛丼屋の「すき屋」で朝食を摂りました。

 そういえば昨晩も「すき屋」だったな~。

 愛知県は「すき屋」がよく目に付きます。

 「すき屋」の朝定食は280円。

 牛丼屋さんのお蔭で「花の旅」は食事に全く不自由しません。

 

 牛丼屋をベースにすれば、昼は蕎麦屋、夜は居酒屋などのバリエーションを付けて、食事処に頭を悩ますことがなくなりました。

 

 

 「花の旅」のために一時はキャンピングカーの購入も考えたのですが、車体が大きくて林道に入って行けません。

 キャンピングカーでなくとも十分に熟睡できますし、直ぐに食事が出てくる牛丼屋さんやコーヒーも飲めるマックが全国津々浦々にありますので食事には全く困りません。

 あれこれと考えて、結局燃費の良いホンダフィットに寝具一式を積んで、今でも全国をはしり続けています。

 

 車の累計走行キロ数はもうすぐ17万キロに達しそうです。

 車というのはいったいどれ位まではしれるものなのでしょうか?そんな興味も湧いてきました。

 

 於大公園に到着しました。

 公園には池が三つもあり、広々とした桜や梅の林、オニバスの池やバーベキュー広場などが備わっていました。

 

 

 枝垂れ梅を主に植栽した梅林では、春待ち人が梅の花を楽しむ姿があちこちに認められました。

 

 

 本当に長閑で平和な光景でした。

 

 楽しめる時には、遠慮せずに精一杯に楽しんでおきたいものです。

 全てが一期一会なのですから。

 

 

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菅原道真と梅

2012-03-19 16:25:00 | 愛知、三重 梅の花旅

 岡崎市内の空き地へ停めた車の中で朝を迎えました。

 昨晩は寝酒にワインを2~3口飲み、寝袋に毛布を数枚掛けて朝まで熟睡でした。

 

 3月だと朝方は冷え込むのか、目覚めると車の硝子は水蒸気で白く曇っていました。

 

 車の室内を手際良く整理して、エンジンをスタートさせました。

 

 最初の目的地の岡崎南公園に10分ほどで到着しました。

 

 朝早くから園内を散歩する人々の姿を見かけます。

 皆さんお知り合いのようで、挨拶をしたり、立ち話を始めたりと、この公園が市民の方々の生活の中にすっかり溶け込んでいる様子を垣間見ることができました。

 

 それにしても、まだまだ肌寒さを感じさせる一日の始まりです。

 

 

 この公園の梅園は葵梅林と名付けられ、18品種ほどの花梅が植裁されているようです。

 花梅の解説が公園の片隅に掲示されていました。

 少しずつ陽が昇り始めましたが、寒さを感じたので早々に退散します。

 

 

 次は岩津天満宮です。

 

 岡崎市西部に位置し、矢作川を超えればすぐとなりは豊田市です。

 

 天満宮ですから、菅原道真を祀っています。

 道真は梅を愛しましたので、全国の天満宮、即ち天神さまではほとんどの社に梅が植裁されています。

 

 

 

 岩津天満宮の正殿前には、道真を追って京都から博多へ飛んだと伝わる飛梅がピンクの花を咲かせていました。

 「東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」の歌と解説が掲示されています。 

 

 天満宮は牛を神使としておりますので、境内には牛像が置かれていました。 

 

 

 岩津天満宮の社の東側に梅苑があります。

 

 山の斜面に沢山の梅が花を咲かせ、朝日の中で紅白に輝いていました。

 

 

 

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可能な限り

2012-03-19 13:21:26 | 愛知、三重 梅の花旅

 ギリギリのタイミングで名古屋市農業センターの枝垂れ梅を見学することができました。

 

 しかし、時刻はまだ5時。日没までにはもう少し時間があります。

 近くで入場制限のない梅園を探しました。

 名古屋市内へ向かうと渋滞に巻き込まれる可能性があるので、豊田市の平芝公園を目指すことにしました。

 

 一人旅の夜は長いので、明るいうちは動けるだけ動くことにしています。

 花の季節は限られるので、今咲く花を見逃せば、次はないかもしれません。

 短い命の花を目と心に、精一杯留めておきたいのです。

 

 渋滞を避けたつもりでも、夕刻の通勤時間帯はスムーズに走れません。

 しかし何とか、日没前に豊田市の平芝公園にたどり着くことができました。

 

 

 公園の地形はすり鉢状で、低い場所は既に陽が陰っていました。

 それでも、人気のない公園を紅梅が彩っていました。

 

 

 カメラを構えた初老の男性が、熱心に枝垂れ梅に向かってシャッターを切っています。

 

 逆光の中に浮かび上がる梅の花をねらっているようです。

 幻想的なイメージを切り取ろうとしているようです。

 そして次第に、梅林は闇の中へ沈み込んでゆきます。

 

 

 振り返れば、今日も長い一日でした。

 

 沢山の感動もありましたが、陽が暮れると、徐々に疲労感に襲われました。

 

 何処かにお風呂を探し、牛丼屋にでも入って夕食を摂り、ねぐらを探すことにします。

 

 明日はどんな花が待っていてくれるのでしょうか。

 

 

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名古屋の花梅

2012-03-19 11:13:14 | 愛知、三重 梅の花旅

 知多半島を北上して名古屋市内へ入りました。

 

 最初に訪ねた所は緑区にある大高緑地です。

 

 緑溢れる園内には野球場、テニスコート、デイキャンプ場などが備わり、「都会の中の身近なオアシス」がコンセプトのようです。

 

 まっすぐ梅園へ向かいました。

 梅の花はほぼ満開でした。

 咲き誇る梅の木々の中を、香りに包まれて散策しました。

 ここの梅園は理屈抜きにただただ綺麗。

 他に言葉も見つかりません。

 

 

 

 時刻は16時に近づいていました。

 少し肌寒さも感じ始めたので、次を急ぎます。

 20分弱で着いた所は南区の笠寺公園です。

 ここは見晴台という丘陵地で、かっては海に面していたのだそうです。

 弥生時代の集落跡があり、考古資料館の横に手頃な広さの梅園が設けられていました。

 

 

 全国津々浦々に梅園はありますが、花の盛りはあっと言う間に終わってしまいます。

 散り急ぐ花を思えば、気もそぞろとなり、先を急ぎました。

 

 次に伺ったのが、名古屋市農業センターでした。

 しかし門の前まで行くと、係員が駐車場の扉を閉め始めていました。

 どんな施設でも多くの場合、入園締切時間は閉園30分前が普通です。

 それを予測して急いだのですが、ギリギリ4時半ジャストの到着となってしまいました。

 

 門の前に車を停めると、係員の女性が車の横へ来て、「入場は4時半までです」と告げました。

 「そうですか!」と私。

 「残念だな~ 東京から来たのに・・・」と呟きました。

 係員の方が「わざわざですか?」と聞かれたので「はい」と答えました。

 

 (名古屋市農業センターだけが目的ではありませんが、嘘ではありません。)

 

 すると、何ということでしょう、別の係員の方を呼んで、閉めかけた駐車場の扉をもう一度開けてくれたのです。

 

 そして、「閉園は5時ですから、それまでどうぞ。右手に枝垂れ梅が沢山咲いていますよ。」と言って、私を園内に導いてくれました。

 

 オー 何と言うことでしょう、素敵、嬉しい!

 

 こんなふうに思いがけない親切を頂くと、それだけで名古屋が大好きになってしまいそうです。

 

 しかも、この名古屋市農業センターは700本もの枝垂れ梅が咲き、全国的にも名を知られた梅の名所ですから、もし入れなかったら、さぞかし悔しかったことだろうと思います。

   

 何はともあれ、ご親切を無にしないように、枝垂れ梅の咲く園内を駆け足で見て廻りました。

 

 さすがに陽が陰り始めましたので、写真の写りはよくありません。

 しかも、この時点で三分咲きだそうです。

 満開であれば如何に、と思える光景が広がっていました。

 

 

 

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