いっしょに食べよう

60代おばさん、京都で夫とお気楽暮らしをしています。

東平の思い出

2017年09月19日 | 中国山東省 東平暮らし



    山東からの荷物を片付けています。
    泡の立たない水で洗ってずっと部屋干しだった衣類を洗濯しなおして
    お陽さんたっぷりに乾かしています。
    やっぱり夏物は特に臭いが残っている。
    そういう片づけをしながら色んなことを思い出します。

    11月山東の「泰安」という駅に着いたのは夕方5時、
    もう薄暗くて寒いからダウンを着ていました。
    駅からの道は街灯が無くボロボロの店舗や羊を見ながら
    「いったいどんなんやろ」不安200%超えていました。

    晩ご飯を食べて団地へ

       

    シャワーの向こうにトイレがある、
    部屋は暗くて寒くて、あたし大丈夫か?!

    工場は   
    まだまだ建設途中で春節明けから操業予定。

    町へ出かけてみたら

        

    肉も外で売っているわ、、
    スーパーもあまりきれいそうじゃないなぁ。

    春節明けには  

    こんなお団子を食べるって知った。

    春節明けから工場は始まり4月に開業式。

        

    この時はたった6年で終わるとは誰が想像できた?

    工場は村の麦畑の中にあります。

         

    近くの村に散歩にも行ったなぁ。
    東平の町は汚いけれど村は緑で、町にいるよりは気持ちが良い。

        

    麦秋と言う言葉を実感できる6月です。
    この写真はいまいちだけれど本当に金色の波が美しかった。

        

        

    みどりのトンネル、これだけ見ていたらのどかです。

         

    山東はすぐに冬がやって来て朝は麦の霜が解けてキラキラが見られました。
    村は貧しくて生活も辛いです。
    いい思い出と言うのはあまり無かった、
    停電やら断水やらあせる出来事の方が思い出深いかもね。

    そんな中でも一番うれしかったこと

         

    大事なパンちゃんの結婚は一番いい思い出です。
    一昨日たっちゃんが東平に戻るときに、パンちゃんにお土産を持って行ったんだけれど
    焼き増しした写真と短い手紙を同封しました。
    わたしが思いつく程度だから幼稚な単語で気持ちを10%も伝えられない、
    感謝の言葉を書いているとちょっと涙が出ました。   
    もしかしたらもう二度と会うことが無いかもしれない、
    山東暮らしで一番大事な思い出です。



長い一日

2017年08月22日 | 中国山東省 東平暮らし


   
   京都なんですかこの蒸し暑さは!
   梅雨のようにムシムシのヨレヨレです。

   昨日上海から関空行きの便に乗りました。
   夕方6時10分発なのですがカウンターは強烈な列ができている。

   なにこれ、まさか中国人の大移動?

   名古屋行きの人たちは折り返しになる機材が出発していないので
   チェックインできずにいるようでした。
   上海浦東空港付近の天候不安定のため飛行機が到着していない。
   チェックインはできました、関空行きは18時55分発予定。
   長いなぁ、、、それよりも飛ぶん?
   たっちゃんに電話するとJALのホームページを見てくれた。

     「折り返しになる便は関空出てるわ。」

   あーー良かった、遅くても乗れるんや。

   その後ずるずると時間が延びて搭乗、と思いきや空港混雑で機内待機。
   3時間半遅れて出発、関空着いたのは夜中1時前でした。
   MUが飛ばなかったせいで中国人がどどーーっとJALに乗り込み、
   これ、高鉄か、、、状態でした。

   関空からはJALがバスを用意してくれて京都へ、京都駅からは
   タクシーで自宅に着いたときは本日午前3時10分。

   家暑い、梅雨の間で一階の板の間が強烈に汚れている。
   取りあえず歯を磨き顔を洗って寝ました。
   やること山積みで帰ってきたので今朝は6時半起床、この蒸し暑さ!

   今までは山東から帰りはスーツケースもスカスカやったのに
   今回は引き上げ荷物やらわたしの仕事道具やらで2個ギウギウ。
   家の中は強烈に散らかっています、暑いです(しつこい)

      

   昨日の帰り、トウモロコシはこんなに背が高くなっていました。
   しゃおりん、王遠に「ありがとう、さよなら」はやっぱり涙が出ました。
   ただでさえ中国語が下手なのに言いたいことが言えなかった。
   たっちゃん、あと少しの間
   気を緩めずに怪我や病気をしないよう無事に帰って来てください。



お世話になりました。

2017年08月19日 | 中国山東省 東平暮らし


   今回は7月初めに東平に来て明後日21日の便で京都に帰ります。
   まぁいつも通りの毎日だったのですが、
   思いがけない事になりました。

     たっちゃん、9月末で本帰国します。

   2005年5月初めて上海に来て香港~再度の上海、
   一番長い6年半の山東省を入れて12年半の中国生活でした。
   中国は60歳で外国人の就業ビザが取れないそうで
   9月に58歳のたっちゃんはまだ2年ここで踏ん張らないとあかん、
   と覚悟というか気合と言うかだったのですが急な展開です。

   わたしは元々中国にはさほど興味が無くて
   「なんで中国なんだ、、、」でした。
   実際に来て見て体験して「やっぱり好きになれない中国」です。
   特に東平の町は日本人にはキツイことが多すぎて
   情けない気持ちになる連続です。

   「海外暮らしってうらやましぃわ」
   「海外で暮らしてみたいわ」 って言う人がいるけれど
   海外っていろいろやし日本が一番やよ。
   ビビりで消極的で社交性のないわたしには向いてない、
   どんだけあかんタレかを思い知らされました。

   でもたっちゃんは一言も文句を言わない、
   いつでも冷静に受け止めて前進していく、
   一番しんどいのになぁ。
   感謝とねぎらいの言葉が思いつきません。

   初めて上海で地下鉄に乗った時、上海の日本領事館が襲撃された
   すぐ後だったので緊張して日本語を発さないようにしてた。
   路上の安物アクセサリーを値切って買うのがちょっと楽しかった。
   
   上海でも香港でもバスに乗って街をぐるぐる遊んだね。
   香港マラソンも体験できたし近くの市民プールで真っ黒になるまで泳いた。
   (その頃のお肌へのツケは今も残っている)
   若かったね、りっちゃん。

   色んな事が頭の中でいっぱい回っています。
   山東での暮らしは一番参ったけれどそれも含めて全部
   わたしの一生の宝物です、全部人生の肥やしにします。

   上海の王総経理、ずっとたっちゃんの片腕をしてくれた朴ちゃん、
   帰る間にお会いする時間が無くてごめんなさい。
   
   大阪実家にも妹家族にもどれほど心配をかけた事か、申し訳ないです。
   長い事我が家の鍵を預かってくれている大魔神じゃなくて  
   守護神様本当に感謝しています。
   出かける時はゴミの心配までしてくれるお隣さん、ええひとです。

   中国に来たからこそネットで知り合えた皆さん、
   めったに会えなくてもいつも親切にしてくださりお会いできて良かった。
   まさか山東で! カイさんのお陰で山東暮らしの楽しみが出来ました
   これからは日本でお会いできる事を楽しみにしています。

   独身時代からの仲良し4人組(あんたのことやで)
   りいち帰るで、またガールズトークしよね
  
   (今メールの調子が悪くて受発信できません)

   たっちゃんは9月半ばに次の仕事の準備で出張帰国、
   最終は9月27日の便で京都に戻ります。
   わたしはまたの往復航空券や高鉄代がもったいないので
   明後日帰国で終わり、もう山東には来ません。
   部屋の片付けに気持ちだけが焦っています。
   明日はたっちゃんも休みなので、一気に片づける予定。

   好きにはなれなかった中国、
   でも工場の人たちは優しく接してくれました、ありがとう。
   孫の成長をあと少し見られると思っていたけれど
   馨儿、日本のおばあちゃんは帰ります、再见!




広州 シェア自転車

2017年08月17日 | 中国山東省 東平暮らし



   今朝のNHKラヂオニュース、
   東北地方は天候が悪くて野菜の値段が高騰するかもって。
   困るねぇ、
   京都へ帰ったら新鮮野菜を安心して食べられると思っているのに。

   中国の都市では最近自転車をシェアする事ができます。
   済寧の街もシェア自転車がたくさんありました。
   上海ではその在り方が問題になっているそうですが


      

   広州の街もこんな感じ。
   単なる放置自転車状態で、通行の邪魔になっているみたい。

   わたしが思う中国人の性格では(山東だけか?)
   共同、公衆のマナールールと言う言葉は無い。
   人様の迷惑など考えない。
   シェアというのは無理なんとちゃうかなぁ。

 
   山東の町は朝の気温が少し下がって熱帯夜からは脱出した様子。
   村のトウモロコシもかなり大きく育っていて
   9月半ばから国慶節までの間に刈り取りです。
   
       

   たっちゃんが育てたオクラは毎日収穫できてひと夏大活躍しました。
   採りたてなので日本のスーパーで買うよりもおいしい(日本の種やもんね)。
   それも昨日で最後の収穫になったみたい。
   季節は秋に。

   子供の頃マンマの故郷秋田県で夏休みを過ごしたけれど
   お盆ごろに雷が鳴って大雨が降って一気に涼しくなった。
   お布団も大きいのに替えたのを思い出しました。

   東北にお住いの皆さん(誰や)
   不安定なお天気、風邪を引かないように気を付けてお過ごしください。




広州 中山大学

2017年08月16日 | 中国山東省 東平暮らし


   広州での二日目、時間があったので中山大学を少し散歩しました。
   宿泊していたのは 珀丽酒店
   路線バスもたくさん停車する便利なホテルで
   中山大学はバスで5分ほどでした。

       

   夏休みなので学生の姿はあまりありません。
   見慣れた山東の乾いた景色とはずいぶん違う。
   木を見ると「ああ、南の土地だなぁ」って思います。

   6年ぶりに聞く広東語、不思議な音でおっとりして聞こえる。
   香港もそうなんだけれど女性は特にすごく小柄、
   自分がでかいオバサンなのかと感じてしまう(実際ちいさくない)。

     

   午前中だったので木陰は暑さも少しましで
   地元の人たちの憩いの場所みたいでした。

       

   カメラを持って来られなかったのが残念やなぁ。