レンレンのひとりごと…

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「牛に引かれて善光寺」の伝説のこる断崖絶壁に建つ布引観音

2019-06-09 |   ├ 長野

京都の清水寺を彷彿させる断崖にかけられた観音堂。
長野県小諸市にある布引観音です。
「牛に引かれて善光寺」の伝説の舞台ともなったお寺です。

断崖絶壁にかかる観音堂(重文)に安置されているのが、牛に化身して、強欲な婆さまを善光寺に連れていき改悛させたという布引観音様です。

 

 

「道の駅雷電くるみの里」から「布引観音」を検索。
Googleナビが導くのは山の上の方。
そして車1台分の幅の畑の畔道を抜けた先には山を下る峠道。
この先行き止まりで迂回できなかったらどうしよう…そんな心配しながら進んだ先に現れた広い駐車場。
しかもこんな山の中に車などある訳ないと思い込んでいたので、5~6台の車を見てビックリ。
そこへ至る画像も駐車場の画像も写すのを忘れるほどの細い山道におののき、ホッとしたのもつかの間、帰り道対向車があったらどうしようと不安になったのは言うまでもありません。

駐車場で道が途切れています。
ここから先は徒歩で山を下ります。
約5分くらい歩いた先には、断崖にかけられた観音堂の景色が目の前に広がって来たのです。

山の上の駐車場までの道のりは運転テクを要しますが、駐車場からは楽に観音堂を参拝、見学することができます。
道も舗装されており、下の駐車場とは比べ物にならないほど歩きやすく楽に行きつく事ができます。

 

 

こちらは本堂。
布引観音と呼ばれている天台宗 釈尊寺です。

 

 

扁額には山号の「布引山」とあります。

 

 

本堂の前を通り奥に進むとお堂があります。
何のお堂かは不明。

 

 

お堂の中、正面に十二体の仏像が安置されていました。

 

 

お堂の脇には牛の像。
信心を持たない婆さまが、牛に姿を変えた観音様に導かれ善光寺まで辿り着き、今までの欲や意地悪な心を悔い改めたという伝説。
その伝説を幻牛(ゆめ)伝説といい、今も善光寺には多くの人が訪れます。

この先に長野県宝の白山社社殿があったのですが、何故が画像があらず。
がっくり…('_')

 

 

崖に沿って進むと岩をくり抜いたトンネルが現れます。
その手前には岩の中に建てられたお堂があります。

 

 

こちらのお寺さんは案内板が少なく、こちらも何のお堂か分かりませんでした。
他の方のブログを拝見すると太子堂と書かれていましたが未確認。

 

 

奉納札を見ると聖徳太子の文字が見えます。

 

 

岩をくり抜いたトンネルをくぐります。

 

 

その先には六地蔵
六道地蔵ともいい衆生がそれぞれの行いによって生まれかわって行く六種の迷いの世界を地蔵尊に表しているそうで、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上を「六道」というそうです。

 

 

狛犬

 

 

観音堂の手前には愛染明王堂があります。

 

 

崖にそり立つ観音堂宮殿は正嘉2年(1258年)造立。
国の重要文化財です。

婆さまが川に布を干していたところ、牛に姿を変えた観音様が布を角にひっかけて走りだし、それを婆さまが追いかけたことから布引とついたそうです。
その観音様が祀られています。

 

 

扁額には「観世音」とあります。

 

 

観音堂には、びんずる様が鎮座してました。

 

 

参拝を終え、御朱印は本堂向かって左にある社務所でいただきました。
ほっこりオニャンコ様が番をしているだけで無人。
呼び鈴を押してお願いしました。



 

本来は山の麓にある駐車場に車を停め、参道である山道を登って参拝するのでしょう。
私は逆になってしまいましたが、観音堂を参拝した後に山道を下ってみました。
観音堂の真下に山門がありました。

 

 

山門の仁王像

 

 

山門は閉ざされていましたが、その先は断崖。
急な石段が見えました。
こちらは山門脇から仰ぎ見た観音堂。

 

 

さらに石段を下ると小さな滝や穴などがありました。

 

 

観音堂とその奥に見える浅間山。
心が洗われる景色です。
こんなにステキなところがあまり有名ではない事にビックリ。
今度は紅葉の季節にも訪れてみたい…そんな素敵なところでした。

 

 

布引観音(釈尊寺)
長野県小諸市大久保2250
TEL : 0267-23-0520
アクセス : 小諸ICから車で8分

山号 :布引山
寺号 :釈尊寺
宗派 :天台宗
本尊 :聖観世音菩薩
開基 :行基
創建 :神亀元年(724年)

 

 

 


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