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比国家族3名の強制収容に思う

2009年03月10日 11時00分07秒 | カープ
最初ニュースを見た時…少女が可哀そうだと思った。


両親は 日本国籍を取得していないため、少女(日本国籍)のみ残し
強制送還で、何と可哀そうなことをするのかと…



数日前…テレビに 父親の勤務する解体業の社長が出て
「娘さんが可哀そうだ…父親の働きは会社にとって重要な存在…」
と語っておられた。

そのシーンは、真面目そうな父親であり、家族3人中睦まじい光景が
放映されて思わず同情した。

署名運動も展開され、法務省に何とか親子3名を日本で暮らせるよう
市民も協力する姿を、マスコミもある種…同情的に報道していた。

昨日判決が言い渡された。

結果は残念なもので、父親が強制収容され、残る母親と娘さんは一時預かり
のような形になり、後日全員が比国に帰るか、娘さんのみが日本に残る
とのことである。

厳しい結果になったが、この結果で思ったのは、最初に日本に入国した経緯
に問題がある。他人名義のパスポートで入国したことである。
このことが 法務省をルール通りの結果を出させた 大きな要因ではなかろうか…

今回…もし認めてしまうと、他の不法滞在者全員も一律ではないかとの議論も
起こる可能性もある。

まして…これだけ大きく報道されると、法務省も厳格に審査をせざるは得ない。
少女には気の毒であるが、この結果は仕方ないことだと思う。


人間生きて行くにはルールがある。

このルールを破れば 社会的な制裁が必ずある。

今回の一件を考えてみると、最初のつまずきが 法の壁を乗り越えることが
出来ない 大きな障害になったのではないかと思う。

やはり 守られたことは遵守しなければならない。

その様に感じさせられたものである…