青島神社を後にし・・・宮崎市内に向かう。
バイパスの渋滞もなく、すんなりと流れ宮崎市内に入ると、町に活気も出てきた。
途中ナビに、宮崎南高校と出た瞬間・・・昨年急逝されたキムタクこと木村拓也氏を思い出す。(そうか・・・ここはキムタクの故郷だったんだと・・・)
途中に清武という地名にも遭遇し、巨人の代表である清武氏も、キムタクの高校の先輩であり、巨人が今日まで宮崎でキャンプを張る理由や、多額の援助を行いキャンプ地を充実させるのも・・・なんとなく頷けたりもした。
さて・・・夕刻になり、カープOBの河井氏に電話し・・・
「そりゃそうと・・・岸本じゃが、一軍に昇格した?」と聞くと
「どうしたん?」との返事。
「いま宮崎なんよ・・・そういで・・・明日日南に行くから・・・」
「エッ・・・宮崎におるんかい・・・ちょっと待てよ・・・いま建さんが来てるから確認するわ・・・」
ということで、焼肉かわいに食事に来ていた
高橋建さんに尋ねてくれた。
「東光寺らしいわ・・・」との河井さんの返事に
「ありがとう」と、電話を切り
明朝・・・東光寺に向かった。
翌朝7時30分にホテルを出発し、日南市内に向かう。
途中・・・鵜戸神宮が目に入り、時計を見ると9時前であったので
10時開始のキャンプに、まだ時間もあるので立ち寄った。
海岸添えにある鵜戸神宮は、奥へ奥へと進むと
鍾乳洞の中に納まる竜宮城のような雰囲気をかもし出す
神秘的な神宮であった。
子育てや安産祈願で有名なところであるのだが、ここを有名にしたのは
運玉と呼ばれる・・・海岸添えに一点、しめ縄でくくられた水亀の石に
願いを込め、投じ、運よく入れば叶う・・・というもの・・・
一回100円で5個用意されており、男性は左手・・・女性は右手で投げこむ。
試しに行ってみたが、私は5回とも全て外れた・・・(これでカープは優勝ないのか?)
さて・・・鵜戸神宮を後にし・・・東光寺球場に向かった。
東光寺球場の入口にある県立高校が、この3月で廃校になる看板を眼にし
そういえば・・・海岸添えにあった中学校も廃校になります・・・と、あったよな・・・
日南市を取り巻く環境の厳しさを現実にした。
駐車場に着き、降りると・・・火山灰を踏みつけた。
宮崎市内では大きな影響を感じなかったが、日南では火山灰を多く目にした。
目には見えないが・・・駐車場にいる人の大半がマスクを着用している。
そしてついに球場入り。
しかし・・・選手の姿がない。
カープのジャンバーを着ていた、球団職員の方に声を掛けてみた。
「練習は・・・?」
「今日は全選手・・・壮行会で天福球場に行っています」
「じゃあ・・・ここではないの?」
「いや・・・あと30分くらいで、ここに来ますよ・・・」
「岸本くんは?」
「岸本ですか? ここに来ますよ・・・」との返事に、
「ありがとう・・・」と答え、帰りの飛行機の時間もあるので、天福球場に向かった。
時間にして東光寺球場から15分・・・日南市通津駅裏にある。
駅を左手に過ぎると、多くの人が往来していた。
そして・・・カープ歓迎の横断幕と共に、たくさんの鯉のぼり・・・
日南市にカープありとの印象・・・
逆襲・・・という 今年のスローガンが大きく張られた正面を通り
いざ・・・スタンドへ・・・
いるではないか・・・赤ヘル軍団の面々が・・・
恒例の・・・「イチ・ニ・イチ二オーレ・・・イチ・ニ・イチニオーレ」の軍隊ランニング。
保育所の園児が・・・大きな歓声をあげていたのも印象的。
そして・・・グランドを見渡すと、首脳陣の輪の中に
一人だけ黒のジャージを着込んだ人がいた。
「あれは誰じゃ・・・」と、外野に回ると・・・
何と・・・野茂英雄氏・・・
「そうか・・・野茂が今日から合流じゃったよの・・・」
と思い、しばらく野茂を見つめる。
グランドには多数の報道陣・・・飛行機で一緒になった広テレの森さんもいた。
グランドには、スカウトの近藤、鞘師、松本の姿も・・・
選手は入念なストレッチが延々と続く。
時計を見れば・・・飛行機出発の時間がせまる。
非常にあせり始め・・・せっかく来たのだからと、天福球場をデジカメに納める。
屋内ブルペン・・・室内練習場・・・グランド・・・
事前の時間調整を失敗したため、このあたりで名残惜しいが、天福球場を後にし
東光寺球場に逆戻り・・・
今度はマジかに選手が見れた。
梅津、末永、鈴木、菊地原・・・お目当ての岸本の姿が見えない・・・と
思ったら・・何とか見つけた。
あいにく声が掛けられなかったが、元気な姿。
彼は根が明るいし、調整方法を知っているから、マイペースながら開幕に照準を合わせてくれるであろう。
菊地原と末永、鈴木は、現在・・・故障中に見えたが、表情に明るさがあったので大丈夫。
そうこうしていると・・・時間が迫ったので、宮崎空港に向かった。
別に買っていた・・・運玉
岸本くんに渡そうと思ったが、それもできなく残念・・・
車に飛び乗り・・・宮崎空港に向かった。
つづく