桃ちゃんの遊び狂いの波は日に4,5回程訪れます。
その第1波は、私たちが寝ている間に来るらしく、
目覚めると、テーブルから本が落ちていたり(ハードカバー、文庫、各1冊)、
桃ちゃんの水飲み皿の水がぶちまけられていたり、
食器棚の上の干支飾りの白うさぎさん(紙製)が、
歯形付きで、ヨレヨレになって床に落ちていたりするのです。
それを片付けるのは、主人の役目。
なぜなら、私は朝に弱いから。
なおかつ、最近とみに寝起きが悪くなったからです。
主人に桃ちゃんの行状を聞き、叱るのが私の役目。
桃ちゃんはお利口さんなので、1回叱れば何がしてはいけないのかを理解します。
しかし、してはいけないのだけど、したいの。という誘惑に負けてしてしまうこともあります。
例えば、台所ですね。
前々から桃ちゃんには台所に入ってはいけないよ。と、教えてあります。
ですので、桃ちゃんが台所に向かう時は、そ~っと行きます。
そこで私が「桃ちゃん!」と、咎める意味で名前を呼ぶと、
振り向きます。
すかさず、「桃ちゃん、どこに行くの?」と、問えば、
バツの悪い顔をしつつ、渋々と引き返してくるのです。
最近はまた誤摩化すことを覚えまして、
ゴミ箱(台所の随分手前に置いてある)を相手に遊びに来たのですよ。
などという顔をして引き返して来、
申し訳程度にねこパンチをかましていることもしばしばです。
そういうわけで、悪いことをしている自覚はあるのですよね、桃ちゃん。
まあね、そのくりくりの目で見上げられたりすると、ま、いいか。
などと許してしまうのですがね。
しかし、起き抜けの主人をお掃除に勤しませるのはやめてくれませんかね。と、
だめもとでお願いしたりもしています。