家ねこももごんの日々

2011年7月3日、茶トラの桃助(4才)を拾い、
2014年2月、たぶんアメショーの権太(老猫)も家族になりました。

桃ちゃん、流血。

2011年07月16日 | 日記


最近の桃ちゃんは遊びが激しいのです。

探索&叫びに費やしていた体力がそのまま遊びに移行していると思われるので、

それは激しくもなりますよね。と、納得はしています。


遊び狂っている時はアドレナリンが出ているのか、

怪我のことは完全無視で、バシバシとカーテンに絡み付いたり、

色々な物を追いかけて猛ダッシュをしたり、

本気ねこパンチをバンバンと打ち出してきたりします。

そういうわけで、昨晩、左前足の傷口から流血しました。

お遊びも程々にしてください!と、夫婦共々桃ちゃんに嘆願したのでした。


明日は桃ちゃんの病院の日(受難の日)なので、

よおく先生に診てもらおうと思います。


しかし、明日はまた確実に桃ちゃんに嫌われてしまう日でもあります。

桃ちゃんの怪我の経過も気になるところですが、

桃ちゃんからの嫌われ具合も多いに気になるところです。














桃ちゃんが初めて家に来た日のことを。

2011年07月15日 | 日記

桃ちゃんがいた駐車場。



桃ちゃんを捕獲した日、動物病院に直行し、そのまま1泊してもらいました。

その間に桃ちゃんを迎える準備をしたわけです。

まずは大きめのケージ(幅142×奥行き87×高さ60cm)を組み立てて、

段ボール箱の寝床を作り、トイレとお食事テーブルも完備。

ケージの下にはビニールシートを。

完璧ですね。と、いそいそとお迎えにあがりました。


家に来た桃ちゃんは、心底怯えきっているようでした。

ケージの中に入れると、すぐさま段ボールの寝床に入り、出てきません。

そうしてしばらくすると、怖いよりも怒りの方が大きくなってきたらしく、

さかんに鳴き始めました(例の犬の様な鳴き方で)。

抗議の鳴きわめきですね。

桃ちゃん曰く「極悪人共、桃を捕らえてなんとする!早くここから出せー!末代まで祟ってやるぞー!」

と、こう叫んでいたと思われます。


そして、次は脱出です。

ケージには天板がついていなかったのですが、

高さ60cmもあるから大丈夫であろうと高をくくっていたのが間違いでした。

桃ちゃんは自分に超えられる範囲か否か目標物を見上げて目測します。

その様が野生的且つ知的でかっこいいんですよね(結果はどうあれ)。

左前足の怪我などものともせず、盛んに脱出を試み、ついに脱出せしめたのです。




高見を目指して目測中の桃ちゃん。台所にて。



これはいかん、と即席で天井を作ってみました(ベッドカバーで全体を覆い、立ち鏡で重しをする)。

これで、よし。と、桃ちゃんが鳴きわめく中、眠りについたのですが、

夜半、大きな物音がしたかと思えば、桃ちゃんが脱出に成功していました。

だけでなく、ケージの中はひっちゃかめっちゃかの惨状。

それを見た私たちは、はああ、と深いため息を吐き、閉じ込めることをあきらめたのでした。



放し飼いにした途端、あの伝説の逃走経路の探索が始まったわけです。

明け方になってもその勢い&叫びは衰えることなく、

ついに主人は「これが1ヶ月続くとしたら、僕だめかも。。」と弱音を吐いたのでした。

しかし、その後1週間に渡って桃ちゃんの探索&叫びにつきあっていたのは、私(主人は仕事)だったのですよ。

涙。



この日の唯一の朗報と言えば、桃ちゃんが一発でトイレを覚えたことでしょうね。

ものすごく怒っているのに、トイレだけはきちっとするのです。

義理堅いというか、清潔好きというか、非常に助かりましたけど。



家に来てから11日が経ちました。

あの日を思えば、今の桃ちゃんはまるで別猫です。

未だにシャーッと怒るけれど、静かなことこの上ない。

最近ではごはんをください鳴きもしません。

怪我を治して、すくすくと育ってほしいものです。

できれば、シャーッもなくなるといいですね。と、ごく控えめに思っている次第です。












足下に桃ちゃん。

2011年07月14日 | 日記


最近の桃ちゃんは、昼間はコーヒーテーブルの下の自分の寝床で

だらだら、ごろごろと、ほとんど寝て過ごします。

夜になると活動期に入り、ごはんを食べた後などは、

狂った様に遊びまくっています。


遊び疲れるとテーブルの下、私の足下にごろんと横になるのです。

近づかれるのを嫌がるくせに、なぜだか足下に来るという。

フローリングが固いだろうとタオルを敷いてあげると、

そこが第二の寝床になりました。

テーブルの下をのぞくと、桃ちゃんがでろーんと横たわっているわけですね。

こんなに近くでリラックスしている姿を見るとほっとします。


極悪人共に囚われの身だけど、最近ちょっとしあわせそうじゃないですか、桃ちゃん?

と、聞いてみたりしています。


ちなみに、回虫の件ですが、昨日(薬を飲み始めて2日目)のうんちの中に回虫の死骸を確認できました。

「心して見よ」などという大げさなことをしなくても、一目見るだけでわかります。

そして、それは1匹以上いたのです。

今日で薬は最後なので、今日と明日のうんちにもいるかもしれませんね。

桃ちゃんのお腹から出てきてくれて、うれしくはありますが、

正直、気持ち悪いです。

おええ。


写真は桃ちゃんの第一の寝床(2段ベッドです)。





桃ちゃん、静か。

2011年07月13日 | 日記


家に来てから1週間を境に、桃ちゃんは静かになりました。

犬の様な鳴き方をしなくなり、夜毎の探索もしなくなり、

最近は猫らしく、にゃ~んと鳴くようになりました。

最初はにゃ~んと鳴かれると、何ぶりっこしてんだか、

なんて思っていましたが、今やこれが普通です。

最高に不機嫌な時の鳴き方、「わるる、わぉ~ん!」が少しだけ懐かしいです。


今はなんといっても遊びに夢中。

ねこじゃらしでお誘いすると、待ってましたとばかりに飛びかかって来ます。

興が乗ってくると、動く物すべてを相手にし、遊び狂います。

その姿は非常に子猫らしくて、かわいくて、感無量です。

最初の1週間の苦労はどうやら報われたようです。


しかし、依然として身体には触らせてはくれませんし、

近づくとシャーッと怒られます。

私たち、極悪人だから仕方がないよね。と、主人とお互いに慰め合っている毎日です。


写真は桃ちゃんお気に入りの孫の手との2ショット。


桃ちゃんと回虫。

2011年07月12日 | 日記

数日前、桃ちゃんが下痢をしたこともあり(もう治りました。原因は食べ過ぎと思われます。)、

念のため、虫がいないかどうか、検便をすることにしました。

結果、回虫がいました。

危うく顕微鏡で便の中の回虫の卵を見せられそうになりましたが、

全力で拒否しました。

重傷になると、虫を生きたまま吐き出すそうです。

おえー。

余計なことは教えないでほしいものです。


桃ちゃんは重傷ではありません。

元気に飛び回ってますし、食欲も旺盛。

3日間飲み続けるお薬をもらって、帰ってきました。

今週末にもう一度検便をする予定です。


今後、桃ちゃんの便の観察を怠らないように。と、先生に申し付けられました。

薬で死んだ回虫を確認せよ、ということなのです。

生きている回虫は、白色でそうめんの様な姿をしているのだが、

死ぬと白色が濁り、うんちの色に近づくので判別しにくいため、心して見よ、と。

うう。

桃ちゃんは日に1回、だいたい20時~22時の間にうんちをします。

そして、その時間帯は、やはり私しかいないのです(主人は仕事)。


桃ちゃん、早くお腹から虫がいなくなるといいね。

ちゃんと私が見届けるからね。




美男ですね、桃ちゃん。

2011年07月11日 | 日記

昨日、動物病院で桃ちゃんの性別が判明しました。

男の子でした。

まんまるなお目々に小さいお鼻、ややおおきめのお耳、かわいいお顔ですね。と思ってはいたのですが、

桃ちゃんは美男だったのですね。

そういうわけで、桃ちゃんの本名を「桃助」又は「桃太郎」にするかで思案中です。


動物病院と言えば、桃ちゃんの豹変ぶりでしょう。

診察台に乗せられると、桃ちゃんは途端におとなしい子猫になります。

お得意のシャーッが出ず、なんなく身体を触らせています。

それがなぜなのか、先生に聞いてみたいくらい不思議でなりません。

なぜかと言えば、桃ちゃんは私たちにはもれなく、シャーッと言うからです。

それが、通りがかりだろうが、トイレのお掃除をしに来た時だろうが、ごはんをあげる時でさえも、です。

半径50cmに入るものならば、コロコロと転がるボールにさえもシャーッと言ったものです。

(今は遊ぶことを覚えたのでボールには威嚇しませんが。)

ごはんの時はシャーッと威嚇した後に、いそいそと出てきて、写真の様に私の足に乗って食べたりします。

初めてこういう体勢になった時はとてもうれしくて、桃ちゃんの肉球のぬくもりに感動したものです。

この写真だけ見るとずいぶんなついているように見えるかもしれませんが、

決してそうではありません。

自分から近づくのはいいらしいのですが、私たちから近づくことは許さないのです。

ましてや桃ちゃんに触る、などということは無理矢理とか、押さえつけてとか、

やむにやまれぬ事情がある時にのみ可能なのです。


桃ちゃん名物シャーッがいったいいつなくなるのか、

いや、いつまでたってもシャーッなのか、

神のみぞ知るということなのでしょうか。


桃ちゃん受難の日。

2011年07月11日 | 日記


このようにおくつろぎのところ、大変申し訳なかったのですが、

桃ちゃん、今日は病院の日です。

足の怪我を診てもらうために、これから1週間毎に病院に行くことになります。

そのためには大変心苦しいのですが、桃ちゃんを段ボールに押し込めなければなりません。

桃ちゃんにしてみれば、やっとこの監禁生活にも少し慣れてきた頃。

極悪人共はどうやら危害を加えることはないのではないか、と

少し警戒を解いた矢先に段ボールに押し込められ、

あまつさえ桃ちゃんの身体を遠慮会釈なく触りまくる所(病院)に

連れて行かれるなどという常軌を逸したことをされたわけです。

仕方のないこととは言え、また嫌われてしまうね、と夫婦共々肩を落とすのでした。

しかし、幸いにして桃ちゃんの怪我は良くなってきているようです。

一部膿んでいる箇所があるものの、指先の皮膚が固まり始めていました。

このまま快方に向かってほしいものです。いや、向かうに決まっているのです。

桃ちゃんを捕獲した日のことを。

2011年07月09日 | 日記



7月3日未明、裏手の駐車場から猫の鳴き声がひっきりなしに聞こえてきます。

行ってみると、声の大きさに反して、あまりに小さい子猫だったので驚きましたが、

とりあえず、ごはんとお水を置いて引き返しました。

日が昇るとその日は真夏日になり、暑い上にカラスにごはんを食べられてしまっていました。

このままでは死んでしまうのではないかと危機感をつのらせた私たちは、保護することにしたのです。


主人が様子を見に行くと駐車場に隣接した民家の庭にいて、足に怪我を負っていることもわかりました。

結局、計3軒のお宅の協力を得て(3軒に渡って逃げ惑ったため)捕獲しました。

怪我をしているとは思えないほどの俊敏な動きと、かわいいお顔に似合わない凶暴さで

成人男性3人を翻弄し、内一名に噛み付き、流血騒ぎの末の大捕り物となりました。

その日が日曜日でご主人が在宅していたため、男手を確保できたこと、

猫、犬を飼っているお宅だったため、非常に協力的だったこと、

様々な要素が重なり、捕獲に至ったことを思い合わせると運命を感じてしまうのでした。


その後、動物病院に直行し、怪我の治療とノミ駆除の薬を塗布しました。

その時の桃ちゃんのおとなしさときたら、捕獲大作戦の時とはまるで別人でした。

あの時の暴れぶりを知る私たちとしては納得できないものがあり、

しきりに先生にその凶暴さを訴えるというあまり意味のないことをしていたのでした。

ちなみに、桃ちゃんという名前は、毛色が黄桃の色に似ているからと私の独断で決めました。

お薬の袋に早速、桃ちゃんと書いてあったのを見て喜ぶ私を尻目に、

主人は「桃はピンク色なのではないのか」と、いささか不満げでありました。




桃ちゃん物狂い。

2011年07月08日 | 日記


それは昨晩のことでした。

ふと見ると、桃ちゃんが孫の手に付いているヒモで遊んでいるではないですか。

そこで、猫じゃらしでお相手してみることにしました。

すると、怖がりながらも遊びはじめたのです!

感動。

しかし、桃ちゃんは時々我に返り、猫じゃらしを操っているのは極悪人なのだ、だまされない!

と、私の顔を見、後ずさりしながら引き下がっていくのです。

そうしてしばらくすると、遊びたい衝動に勝てずに再度じゃれてくるのでした。

桃ちゃん、やっと子猫らしくなってきたね。と、思わず顔がほころびました。


桃ちゃんの一番のお気に入りは写真にも写っているねずみさんです。

一人で猛獣のように、時には二足立ちなどもしながら、遊んで(暴れて)います。

いったい、その左前足の怪我は大丈夫なのかね?と聞きたくなるくらいの狂いぶりです。


これで午前0時の探索はしなくなるかな、なんて、淡い期待を抱きましたが、甘かったです。

毎度のことながら素晴らしい豹変ぶりを披露してくれました。

主人曰く、「桃ちゃんにやめてとお願いしても聞いてくれないのだから、僕らが耐えるしかないのだよ。」

そうです。確かにそうですね。

ですが、その時間帯は私と桃ちゃん二人きり(主人は仕事)なのですよ。

涙。










エリザベス桃ちゃん

2011年07月08日 | 日記


桃ちゃんは左前足に怪我をしています。

保護した時にはすでにこの状態でした。

指先は壊死している部分もあり、なめると悪化するので、

エリザベスカラーをしているのです。

全治1~2ヶ月。順調に治ってほしいものです。


桃ちゃんは、トイレの後に臭いをかぐため、エリザベスカラーにうんちがつきます。

シャーッと怒る桃ちゃんを押さえつけて拭き取っているので、

ますます嫌われているに違いありません。

(ちなみにこの拭き役は私の役目。足の傷に薬を塗るのは主人の役目。)


そういえば、町田康の「猫とあほんだら」という本に

猫最大級の怒りに「シャータン」というのがあると書いてありました。

シャーッと威嚇した直後に前足をタン!と踏みおろすのだというのです。

桃ちゃんが家に来た初日、正にその「シャータン」を目の当たりにして、感動したものです。

怒られるのも悪くはないですが、子猫とはいえ、その迫力は侮れません。

怖いです。

桃ちゃんとの生活に果たして平穏が訪れるのか、甚だ疑問ではありますが、

希望は失わないでおこうと思う次第です。

桃ちゃんの使命。

2011年07月07日 | 日記


桃ちゃんは家に来て以来、遊びをしません。

桃ちゃんには使命があるので、それどころではないのです。

桃ちゃんの使命とは、すなわち脱出。

この狭い部屋から外に出ることです。

外に出たらお母さんを声の限りに呼び続け、再会すること。

それが桃ちゃんの願いなんですね(たぶん)。


そういうわけで、午前0時を過ぎる頃、桃ちゃんは脱出経路の探索に出かけます。

ルートはだいたい決まっていて、3つある窓をくまなくチェックし、

外に向かって助けを呼びます。

「桃を助けて!極悪人に閉じ込められているの~!」

そう、桃ちゃんにとって私たち(主人と私)は、

桃ちゃんを捕らえて閉じ込めた極悪人なのです。


窓の後はカーテンによじ登り、外へ通じる道を探します。

その後はキッチンへ行き、できるだけ高い所を目指します。

それから、食器棚の上を歩き、テーブルにジャンプ。

これを2,3時間に渡りぐるぐるします。


探索中の桃ちゃんは不良に変身します。

ものすごく荒れていて、怒っていて、不機嫌極まりないという態度です。

歩き方は象の様に のっし、のっし、と。

鳴き声は犬の様に わるるる~、わぉ~ん、と。

とにかく、うるさくて、柄が悪くて、見てる私も不良になりそうです。

桃ちゃん、なんて呼ぶ気になれず、桃助と呼んでしまいます。

「桃助、うるさいよ。」と言ったりもしますが、

その諦めない姿勢と意志の強さには頭が下がります。

いったい私は桃ちゃんの様に粘り強く物事に対したことがあっただろうかと、

人生を振り返ってみたりしてしまうのです。


しかし、桃助よ、うるさすぎだよ。

もう、お願いだから諦めておくれ。

近所迷惑で追い出されちゃうよ。











桃ちゃんは依然、不機嫌です。

2011年07月06日 | 日記


桃ちゃんを拾ったのは7月3日。

1日目は動物病院に入院したため、お家で過ごすのは今日で3日目。

1日目、2日目は一日中、夜通し、抗議の鳴きわめきをしていました。

「にゃ~ん」なんてかわいい鳴き声ではなく、

「わぉ~ん、わるるる~」どちらかというと犬の様な感じですね。

栄養分すべてが、鳴きに費やされていたと言っても過言ではありません。

内容としては、「外に出せ~!お母さんに会わせろ~!!」だと思われます。

生後2ヶ月でお母さんから引き離されたら無理もないと思うのですが、

鳴いてない時はないとなると、正直、ビール飲まずにはやってられません、と。

で、飲みました。


今日は昼間やっと長時間に渡って眠ってくれました。

ようやく寝てもいい場所なんだと、認識したようです。

そして、鳴きも少なくなってきましたが、

しかし、依然として不機嫌です。

この写真のお顔の通り、近寄るとシャーって言われます。