黒仁庵 ポケットにバイクを忍ばせて。

五感で感じる情報を、どうしたら活字に出来るか、考えてみよう。
それが出来ると、五感が研ぎ澄まされるって不思議がわかる。

奇蹟の長崎

2017年05月29日 | 旅行



長崎と言えば中華街

長崎の中華街は小さい。
横浜、神戸に比べ小さい。
世界中の中華街の中で1番小さいんじゃないか?

世界三大中華街は、ロンドン、ロサンゼルス、横浜、と言われる。
僕はロサンゼルスと横浜の中華街に行ったことあるので「世界中の……」と言って比較してもいいと思う(ダメっすか(^^;;)

この「中華街」と言う定義は何か。

中華街風の中国アジア街はたくさんあるが、「華僑組合」が自主管理運営してる計画エリアを「中華街(Chinatown)」と呼ぶようだ。


原色繚乱の派手な街。

異国情緒なんて郷愁や憧憬とは程遠い、むせ返るような圧力。
「生命力」や「バイタリティ」に包まれるこの街が僕は大好きです♬

「通」と言われる人たちがいて、その中華街通がよく言うのは
「長崎の中華街は確かに小さいが、横浜 神戸より、食いもんが絶対美味い」ってことで、「そりゃピンキリ…って言うか、美味いとこは美味いし、不味いとこは不味いっしょ」と言いたいところだが、「九州」ってとこは、海流の関係で「魚介類」の美味さが半端じゃない。(博多が典型的)
良い素材度が高けりゃ中国人料理人の腕が同等なら、「長崎中華街が1番美味いもの出すよね」
っていうのもうなずける。

僕は和食の料理人なので、中華料理にはちょっと抵抗がある。料理方やメニューに問題があるわけじゃない。
「化学調味料」を使いすぎ、なのだ。
入店時「おたくのお店は化学調味料入れてますか?」と聞くわけにもいかず。頑張って行くたびにゲンナリする。
だから中華街大好きと言っても、僕はあまり中華街では飯を食べない。
ぐるナビ的なネットの情報も、過去何度も失敗してるので信用してない。
運にまかせ自分で探すしかないが、今回友人がここは「本当に美味しい」と言うので、行ってみた。

ビックリ!
感動。
「う、うまい!」
叫んでしまった。
野菜がシッカリ炒められて旨味が料理全体に広がっている。
ダラダラ弱火でクタクタに火を通してはいけない。旨味が酸化により分解されるし、栄養価も下がる。

圧倒的な火力で「一気に」野菜と魚介、豚肉を炒める……これは「炒めつける」と言った方が良いってくらい強火で短時間炒めるのだ。こがさずクタクタにならずしんなりさせる。腕がいるのです。
「ここの料理人はプロだ」と一緒に食ってる友人に言うと
「プロ?当たり前でしょう」と返す。
「プロにも色々いるんだ。これはプロ中のプロだ」

何より化学調味料をほとんど入れてない。入れる必要がない事を、ここの料理人は知っているのだ。

美味しいものを食べると人は幸せになる。
人は美味しいものを食べなきゃいけない。
ただ良い店は有名になると味が落ちたり、いっぱいで入れなかったりするから、人には教えたくない。

だからこういうブログで書くつもりなかったが、帰ってネット見てみたら
「ぐるナビ。口コミ、その他、みんなが選ぶ、No.1」の店だった。

江山楼(こうざんろう)
教えたくないどころか、み〜んなが知ってました(^^;;

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4 コメント

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Unknown (なずな)
2017-05-29 17:08:36
私、チャイニーズ・シンドロームなんですよ。
グルタミン酸ナトリウム、まあ『味の〇』ですね、
あれをある一定以上多用してある物食べると、
顔面が火照って、ヒクヒクするんです。
最近はほとんど食べないのですが、
長浜ラーメンのお店などで、
丼にドッカドッカと白い粉状の物を投入されていたりするのが、
カウンター越しに見えたりしたら、
もうスープは一口も飲めません。
事前にわかればいいのですが、
症状が出るのは、食後10分ぐらいたってから・・・
困ったもんです。
返信する
なずなさん (黒仁庵)
2017-05-29 18:17:16
料理人は勘違いしてる人が多い。
化学調味料って化学製品です。
人が食べるものではない。
「健全」な調理を行えば、化学製品なんか入れなくても良い。
簡単に説明すると、化学調味料はサトウキビから糖を抽出した後、硫酸や塩酸に浸け、アミノ酸を取り出すというちょっとコマーシャルでは言えない物凄い品物です。
百万歩譲って、買いすぎ等で劣化した(酸化によって栄養価が下がった)食品に「すこ〜し」入れるのならまだしも、
「化学調味料ありき」で作ってる料理(ラーメンがその代表)なんか人類の食への冒涜です。
特に豚骨ラーメンにはガンガンブチかましてる。のは「豚骨スープ」の取り方が「調理法」として間違ってるからです。
動物の骨を強火で8時間も煮出したら、酸化し風味も落ちれば栄養価がも下がります。
喜多方ラーメンも豚骨スープですが、あれは低温でユックリ骨の旨味を抽出してるから色も澄んでるし、化学調味料入れる必要がない(入れてるとこは入れてるが)これは中華料理で「上湯(シャンタン)」と言って「スープ料理」として飲めますが、その1番ダシたる上湯を取った後、出がらしをも一回煮込みます。そしてでてくる煮汁を「白湯(パイタン)」と言って、これは飲めたもんじゃない。「炒め物の隠し味」として少量かけるだけです。
中華料理でトンコツスープがないのは「間違ってる」からであり、ちゃんとした中華料理人は日本のトンコツラーメン見て卒倒するそうです。
「ちょっと待て。1番ダシも出がらしも、1から煮てんだから、充分美味いだろう」っていうものの見方のわからない人がたまにいますが、高温でグラグラ煮たら酸化に次ぐ酸化で、1番も2番もありません。
んで不味いスープをワザワザ作ってるもんだから「化学調味料」入れるしかない。
さすがにやっと気づいて最近は「無化調」と言って化学調味料無しラーメンを作り出したようですが……(トンコツスープに、煮干しダシをうんと「濃く」作って合わせる)
トンコツスープ作ってる段階でアジャパーです。意味不明です。
まだまだ化学調味料の話は言いたいけどこのくらいで。
なずなさんの舌や体は「正しい」んですよ(^-^)
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中華街・・・ (カチャ)
2017-05-30 11:44:23
そうですか・・黒仁庵さんは和食の料理人
でしたか。

僕は横浜は近いので中華街は行きやすい
のですが・・・横浜中華街の休日は余りに混み過ぎ・・・並んでやっと入った店
も『 たいして美味くない・・・』って
店ばかりに当たり・・・行かなくなって
しまいました。

そんな美味しそうな店なら行ってみたい
ですね。
和食のプロが驚くなら尚更だな。
返信する
カチャさん (黒仁庵)
2017-05-30 13:49:21
横浜も昔の鴻昌(こうしょう)みたいに化学調味料使わない店いくつかあります。
あそこは店数が多いうえに、全国から観光客が押し寄せるので、マズい店とウマい店もまた、ハッキリしてます。
「足」で探すのは大変だから、友達作って聞くのが手っ取り早い、ですね(≧∀≦)
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