博多に住んでいる。
去年富士山を見に行った。
東京に行く時、北海道に行く時、富士を何度も横目で見て「すっげーなぁ」と思っていた。目的地としての富士。
新東名走行中、トンネルを抜けると天空にドドーン!!と真ん前に富士が目に飛び込んで来る。
地元九州には、阿蘇と言う世界一の大カルデラ山があって、北海道に行っても信州に行っても、いつも
「阿蘇と比べてどうだろう…」
と、自然を測るスケールになっている。
阿蘇山
おおかたは「フッフッフッ…阿蘇の勝ちだ」なんて自画自賛してるのだが、
富士は別格だ。格別に美しい。
明治西欧人たちが日本にたくさん往来した。政治経済、布教観光と、様々な理由であろうが、日本は今も昔もヨーロッパにとって
「1番遠い外国」だ。地政学的に申し分なく遠い。
船の長旅で人々は疲労困ぱい。不平不満もピークに達する。もう東京も間近に迫ると言うのに、船内で暴動が起こらんばかりにいきり立ったという。
そんな時、船長が甲板に出て
「さあ、皆さん進行方向左手をご覧ください」とうながす。
その神々しさに誰もが言葉を失い、見入ったそうです。そしていつしか不満の声も消えていく。
そりゃあ、唸るよね。
勝ち負けなんか便宜上の言葉遊びだったりするんだが、「富士をちゃんと見た」時、問答無用に
「これは……阿蘇負けた…」と声が出てしまった。
麓 おキャンプ場でコーヒー入れて日本一のトンガリ屋根の下、グッスリ眠ったのでありました。
もう少し早くお知り合いになれていたら
と思うと残念です。
富士山バンザーイ( ˶˙º̬˙˶ )୨⚑︎"
て言うか、僕は日本中の神社回る旅人です♬