プラカード 「18年ぶりのストライキ」
動画・プラカード「18年ぶりのストライキ」
2015年5月1日のメーデーの日、東部労組大久保製壜支部は、18年ぶりのストライキに立ち上がりました。
21年9ヵ月間の大久保製壜闘争の原因は、200名従業員のうちの半数の約100名の身体障害者、知的障害者への暴力・差別・虐待と12時間、13時間もの超長時間などの過酷労働による酷使がありました。
21年9カ月に及ぶ闘いの中で4直3交替など多くの労働条件の改善も実現し、会社もようやく反省して全面和解協定が結ばれたのが1997年8月18日です。それから18年間「和解協定」に基づき団体交渉での話し合いで物事を解決してきました。一度2006年4月に障害者と組合員田中さんの定年再雇用延長を巡って105名による座り込み闘争が争議全面解決以来9年ぶりにありましたが、墨田ハローワークの強い会社への勧めもあり、この時も団体交渉の話し合いで解決し、ストライキには至りませんでした。
しかし、2014年ごろから大久保製壜所は、なんと8時間労働制を否定する12時間シフト制の2組交替制を請け負い会社を利用して検査課職場に導入してきたのです。大久保製壜支部は、一年間、職場の非正規の仲間たちと話しあいながら、東部労組本部菅野委員長も参加した団体交渉や労使協議会の場で「8時間労働制を守れ」「12時間シフト制導入反対」「21年9ヵ月の大争議を再開するつもりか」と必死に訴えてきましたが、会社は居直るばかりで支部の声には一向に耳を傾けません。
ついに東部労組大久保製壜支部と東部労組本部は、2015年5月1日、18年ぶりのストライキに立ち上がりました。その日の日比谷メーデーに続き、13時頃から大久保製壜所前には東部労組各支部をはじめ多くの仲間たちがぞくぞくと集まり、大久保製壜支部のストライキを全力で応援し、「8時間労働制を守れ」「非正規労働者への12時間シフト制反対」と力強くシュプレヒコールを繰り返しました。
しかし、会社は向島労基署など社会的非難の声にいまだ耳を傾けることなく、今日まで12時間シフトを続けています。
2019年7月7日重大労災事故が発生しました。1トン前後のガラス壜の重量製品が、4段から6段のパレットにうずたかく積まれている倉庫。東部労組大久保製壜支部は長年に渡り「多段積みは必ず死亡事故が発生する」と会社に安全対策を繰り返し要求してきました。しかし会社は、支部の要求を無視し続け、多段積み状態を放置し安全対策を怠ってきました。その結果、支部組合員一人と職場の労働者二人の三名が崩れた製品の倒壊の下敷きになり、レスキュー隊に救い出されました。3名の仲間は腰椎骨折・両足かかと複雑骨折等大怪我を負わされるという文字通り「殺されかけ」ました。
闘いは再び開始されました。
5/1大久保製壜支部24時間ストライキ。会社は、検査課への12時間シフト導入をやめろ!
https://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/21c3c81e4df6fb1e083caed16b67ce28
写真特報 8.23東部労組大久保製壜支部ストライキ
https://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/bf6c95f9063d8f8ccb9e94567ca8ea3d