上・尚美学園大学カウンセラー不当解雇問題が解決
労働者の権利 団結権・団体交渉権・団体行動権
まるで日本の8時間労働はアメリカや日本政府によって上から与えられたかの印象を振り撒く人たちがいます。日本には8時間労働を実現した労働者の闘いがなかったかのように言いふらす人もいます。とんでもない間違いです。労働者蔑視、大衆蔑視そのものです。例えば1919年10月前半の半月というわずかなこの時だけで、幾多の、本当に幾多のストライキ、この労働争議をざっと見てほしい。それまで12時間、11時間、平均で10時間労働、公休も月1回とか2回とかが当たり前の全国の工場労働者が、燎原の火のごとく、次々と立ち上がり、これでもかこれでもかと「8時間労働制」「12時間を8時間へ」「労働時間の短縮」を要求してストライキに突入し、見事に幾つもの職場で勝利し、8時間労働や時間短縮を実現させています。勿論一方で敗北した争議も多いですし、多くの労働者がクビになり、官憲の弾圧で検挙されたりと大きな犠牲も出しています。これは100年も前、1919年の先輩労働者の本当の話です。僕らの今の日常の8時間労働制はこのような先輩労働者の闘いと犠牲の結果なのです。
(1919年10月前半の労働争議 )
https://blog.goo.ne.jp/19471218/e/be737d8fa2c8328b96fff51f4fb5c5b6
しかし、今、「労働者ではないから8時制は適用しなくてもいい」と業務委託、フリーランスなどを利用して、好き勝手に解雇をしてきたり、また実際は労働者としてこき使っておきながら「偽装請負」に変更させることで労基法も8時間制も守らず残業代を払わないなど労働者のすべての権利をはく奪しようとする政府のたくらみや悪徳企業があとを絶ちません。この中で敢然と東部労組に加入して立ち向かい闘い続けた皆さんを心から尊敬します。
これからも多くの「業務委託」や「フリーランス」の仲間たちが立ち上がってくるのは間違いありません。労働組合やユニオンに入り皆さんが手にする「団結権、団体交渉権、団体行動権」こそが世界、日本の先輩たちが勝ち取ってきた私達の武器です。せっかくの武器を大いに振るって存分に活躍して労働者の権利を取り戻してください。
(尚美学園大学カウンセラー不当解雇問題が解決)
https://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/1caecd686d85c0fdc6255a04bce88cf5