先輩たちのたたかい

東部労組大久保製壜支部出身
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戦没画学生慰霊美術館「無言館」

2010年08月19日 10時41分39秒 | 闘いの歌・唄など

「無言館」

 2010年8月16日、以前から一度行きたいと思っていた戦没画学生慰霊美術館「無言館」に行ってきました。
「無言館」は新幹線上田駅で上田電鉄別所線に乗り換え「塩田町駅」で下車。徒歩30分かシャトルバスです。

一つひとつの絵の下の簡単な説明を読むのが辛かったです。どれも享年21歳・22歳・23歳・・・・30歳・31歳です。
恋人・母親・妹・友人・故郷の景色・・・・全ての絵のテーマに切ない意味があります。
この子たち全員が間違いなく持っていた友情も愛情も喜びや怒りも、恋人も母親も友人も、志しも希望も闘いも、歌も絵も全ての喜怒哀楽を、ひとりひとりの人生を奪う戦争。

一つひとつのどの絵も印象的でしたが、蜂谷清「祖母なつの像」享年22歳と日高安典「裸婦」享年27歳の絵と説明書きは記憶に残りました。

千葉県佐倉の蜂谷清さんの祖母は清さんを特別に可愛がったそうです。
「清は精魂こめて画布にきざみこんだ。
ばあやん、わしもいつかは戦争にゆかねばならん
そしたら、こうしてばあやんの絵も描けなくなる。
清がつぶやくようにいうと
なつはうっすらと涙を浮かべただけで
何も言わなかった」

鹿児島県種子島の日高安典さんは、モデルとなった恋人に
「あと5分、あと10分、この絵を描きつづけていたい
生きて帰ってきたら必ずこの絵の続きを描くから」と言い残して戦地に発った。
「しかし、安典は帰ってこれなかった」

帰りは、遊歩道を利用して信州の鎌倉(前山寺・龍光院・中禅寺)を歩き、別所温泉に泊まりました。
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翌日17日は、別所温泉の北向観音・安楽寺・常楽寺を巡り、小諸懐古園、島崎藤村記念館を周りました。とりわけ、小諸懐古園と島崎藤村記念館は懐かしく、懐古園の近くではおいしいお蕎麦も頂けました。

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