1919年労働組合結成(読書メモ・・・大原社研「日本労働年鑑」第1集 1920年版)
労働組合結成数は1919年から爆発的に増え、この年160を超える労働組合が全国で結成された。
労働組合数
1912年 37
1913年 43
1914年 49
1915年 54
1916年 67
1917年 81
1918年 92
1919年 163
1920年 272
1921年 300
1922年 389
1923年 432
1924年 469
1925年 457
1926年 488
1919年
4月 友愛会関西労働同盟会創立大会 組合員は神戸・大阪・京都の約1万人。賀川豊彦理事長
5月 大阪鉄工組合発会式
5月 全国セルロイド職工組合発会式 永峯セルロイド組合 渡辺政之輔と東大新人会
6月 新聞製版・印刷工組合「革新会」(800名)の結成と7月の東京16新聞社製版工の統一ストライキ
8月 友愛会7周年大会、「大日本労働総同盟友愛会」へ
8月 東京砲兵工廠(2万5千)職工「小石川労働会」発会
8月 足尾銅山に日本鉱山労働同盟会成立 8時間制、労働者の人格尊重等要求
8月 鉱夫協会設立 炭鉱夫15年の川島真二が幹事長
8月 日本交通労働組合創立
9月 友愛会京浜硝子職工組合(東京製壜会社、帝国硝子会社、東洋硝子本所、同田硝子会社、横浜硝子、坪内硝子等) 東京本所業平亭にて発会式
10月 全国坑夫組合結成式
10月 八幡で「日本老友会」発会式 浅原健三
10月 東京砲兵工廠労働組合制定
等々である。
今後、1919年における4つの組合についてまとめてみたい。
1、友愛会が労働組合へ
2、南葛労働運動の第一歩。渡政(わたまさ)の永峯セルロイド職工組合の結成
3、<来たれ同工諸君、信友会は同工の要塞なり〉活版印刷労働者「信友会」の結成
4、日本交通労働組合結成と大ストライキと敗北