東京大空襲78年、十万の死を忘れない 江東・墨田
下町追悼碑巡り
2023年3月5日
八百霊地蔵尊(江東区森下5-13-7)
1945年3月10日の東京大空襲で、江東区は、当時の深川区と城東区の被害が大きく、死者は31,681人名にのぼりました。深川区森下5丁目の町会の住民は全部で1,300余名でしたが、その内800名近くが3月10日の大空襲で犠牲となりました。
菊川夢違地蔵尊(墨田区菊川3-13-15)
本所区菊川にある菊川橋は真っ黒な死体の山で橋全体が覆われ、この地域の殉難者は3,000名と言われています。悲史を繰り返さない願いを込めて命名された菊川夢違地蔵尊です。
楠稲荷の竪川地蔵尊(墨田区立川4-12)
墨田区は当時、本所区と向島区で死者は25,930名にのぼりました。本所区竪川4丁目の死者4,515名の碑文と地蔵尊です。
あいにくの少し寒い曇り空でしたが、3.10東京大空襲の慰霊碑めぐりに参加した人々は、5日朝10時30分に菊川駅に集合し、3カ所の慰霊地蔵尊を巡りました。
いままさにウクライナ戦争が一年もの間続き、多くの民衆が犠牲になっています。また、今年は関東大震災朝鮮人虐殺100周年です。私たちは加害も被害もしっかりと学んでいきたいと思います。
主催者の皆さん、参加された皆さん! ご苦労様でした。