い・ち・に・ち

今更だけどいつも思っていた事

心結95

2023-09-07 15:43:55 | 心結
中心がズレたのだから
ピントが合うはずもなく

ぼやけたままの輪郭に
好みの配置で納得させる

曖昧な見方に正誤を問われ
すべての扉をノックする

開かない扉はスルーして
選んだ場所で立ち止まる

鼓動の大きさに戸惑いながら
手にする重さに怯えながら

開けられるだろうか
開けてもいいのだろうか
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心結94

2023-09-06 15:39:39 | 心結
贅沢すぎる孤独の中でも
無になることは無いのだから

外の熱気を遮断して
安らぐ温度をキープして
思い出すのが嫌ならば
記憶をひとつ片づける

別の回路に繋ぎ合わせて
背景まで書き換える

夜の涙で目が覚めて
理由が分からず寂しくても
少し遅れた朝の空も
黙って一緒に泣いていた
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心結93

2023-09-05 15:40:40 | 心結
知ってる所が好きしかなくても
それは自分側の気持ちだから

思っていたのと違う部分や
目の前の本当に
気付いてしまった時は
自分で修正修復するしかない

年月で沁み付いた想いでも
はね返す能力と信じる強さが
少しずつ直してくれる
繰り返しながら心に宿る

押し付けられるのが嫌いなら
押し付けるのも嫌なはず
ひとりになれたら
向き合うのは自分なのだから
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心結92

2023-09-04 15:36:51 | 心結
好きにも種類はいろいろあって
五感ごとに分けていったら
それこそ数えきれないほど

だから惹かれるままに
小さなしあわせを選んでいた

大切なモノには大きさと重さがあって
ひとり分の心の中に収めるには
許容量の最大値がある

だから先着順の運命の元
離すものかと奇跡にすがった

ひとりにひとつの心の内側

見ているそばから
感じてるそばから
想いは種類も大きさも重さも変わる

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心結91

2023-09-03 15:33:33 | 心結
上澄みを漂うには
上を見なくてはいけない
澱みをおこさないよう
もがいてはならない

空を吸って空に返す
気持ちは澄んでいくのだろうか

沈みそうで沈まない
ひたひたの温もりは
透明のままではいられない
沈んだ濁りが耐えている限り

寄りかかりすぎて
真ん中がゆらゆらとこぼれていく

時の流れが聴こえるように
心の声に耳を澄ます
ざわざわともまれながら
真ん中は見つかるだろうか
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