太陽から一直線
誰もが光を受けながら
反射する星の
やさしい明かりに憧れる
見上げないと届かなくても
遠い空から見つめてる
雲に隠れて眠る夜も
同じ呼吸で浮かんでる
寂しくはないけれど
呼び名の変わるいちにちを
誰かと迎えるいちにちを
このまま続けと願うだけ
宙の広さに比べても
天の深さに比べても
心に射す光の粒を
集めたしあわせ
すべてに感謝
語ると信じて見つめてみた
まばたきはしたけれど
視線を受け取る瞳には届かず
つまりは
無言どころか存在すらない
脳が欲しなければ見えないモノ
何もない世界はないけれど
見たいものだけそこにある
心でも見えると信じてみた
破れそうな薄さでも
一日がかりの遠さでも
積み重ねれば
一歩でも進めれば
何かが見えると思ってた
心が語る
心が見る
深さを知って
高さを望む限り
足したり引いたりしていたら
師走も過ぎるあと二日
家族の中で守られて
自分が主人公だと思った日
みんなの保護が当たり前で
あたたかさにどっぷり包まれる
それでも試練はやってきて
どうにかこうにか乗り越えた
助けた方が痛くても
気付かずその手をつかんでた
風に立つライオンの面持ちで
すっくと立って雨風を受ける
周りで見守る眼差し受けて
ひとり立ちだと思い込んだ
かけたり割ったり複雑になり
新年にもうすぐ会えるあと少し
勝手に決めた必ずの決意
相手が要ることなら
同意が必要
ひとり突っ走っても
息切れ必須
阻むものは
ほんの少しの躊躇
半信半疑の自信
けれど
確実にそこにいるから
見える距離で動いているから
追いつきたい
並びたい
その瞳にうつる自分を見る
雲の上から
三日月が見ている
朝焼けの空
まだいるよって
言ってるみたいに
薄い雲の隙間に浮かぶ
そんな空を見上げる日は
特別じゃなくても
別の世界にいるようで
さっきまでの空気が入れ替わり
新しい生き方が始まるみたいに
きのうを超えたいちにちになる