あの日あの時同じものを見ていた
再会と言う言葉が相応しい空間で
思い出の枠は消えあの頃に戻っていた
昨日までの成長を知っていたかのように
ただ友達と言うやさしさに包まれたまま
笑いながら潤む涙がまぶしかった
それぞれの時間が過ぎて行ったこと
あの日あの時の同じ時間が
確かに存在した記憶が今も続いていた
知っている温度
相関図の矢印が互いを結ぶ
結末を示すストーリーのこだわりが
作者の思い通りだったとして
ノンが付くか付かないかで
長さも太さも変わる
未知数の結末に向かって
一日一日を歩む人生は
曲がり角も行き止まりも
出会いも分かれも知らないで
矢印の指す方向も見ていない
後から付いてくる歴史なら
一方通行の矢印がそれても
めげずに放てばいつか当たる
そして自分に届いた矢の先が
本当の関係と温度を教えてくれる
両手を握りしめる
ひとつふたつと数えながら
共通事項を考える
ひとつふたつと指折りながら
好きなところを考える
目の前にいるのなら
そこにいてくれるなら
開いたままの両手の中に
その温もりを感じられるけど
少し上にある君の目線は
いつも遠い未来を目指してる
今までと一緒に感謝しながら
いつも先を歩いてる
石橋も叩きすぎると亀裂が入る
壊れる前に駆け抜けるのも必要
中間地点で取り残されて
前にも後にも進めない時
考えるのは苦手でも
想像するのが得意なら
天から降る羽衣求めて
夜明け前の三日月に
願いを込める
波の音は聞こえなくても
太陽の昇る音を聞き分けて
耳を澄ます
心に静寂の光が灯ったら
夜に眠る朝を見つける
さぁもう少し あと少し
ドアをバタンと閉める音
ドキッとしたら何を意味する
貫くもの貫きたいモノ
目では見えない
触って確かめられない
自分だけのもの
分かってもらえない
どれが本物か判断できない
あやふやで出来ている柔らかい心
茶柱みたいにラッキーな芯が浮く
真ん中を探して着地点に根付いて
倒れない枯れない強さよ育て