知らぬ間に食べているより転載
2019年12月02日
高級肉 黒豚肉 偽装に注意 しなければいけません。
黒豚は非常に高級肉というイメージがあります。
「黒豚」と表示できるのは、国産、外国産を問わず バークシャー純粋種の豚肉だけです。
バークシャー純粋種の豚肉でないにもかかわらず、「黒豚」と誤認される恐れのある表示をすると、不当表示に該当します。
バークシャー種は、イギリスが起源となっている黒豚です。
「バークシャー」という名は、イングランド南東部の典礼カウンティであり、バークシャー州 とも呼ばれます。
高級肉 黒豚肉
黒豚肉
4% の希少品種が全国で売られているのはおかしい
「黒豚云々と銘打って流通している豚肉のほとんどは、偽装と言えるのではないか」と、鹿児島の養豚農家は口を揃えます。
現在、日本で飼育されている黒豚は、バークシャー種のことで、体全体が黒色なので黒豚と呼ばれています。
他の品種より成長が遅く体形も小さいが、肉質が良いため3~4割ほど高く取引されています。
「黒豚=鹿児島」ではなく全国各地に黒豚はいます。
実際は、日本で流通している豚肉のうち 4% でしかないのです。
ところが、今、スーパーでもコンビニでも「黒豚肉ハム」、ラーメン店でも「黒豚チャーシュー使用」などと、やたらと「黒豚」の表示が見られるのだから不可解でしかありません。
黒豚肉 偽装事件 偽装が多い
一時期、「黒豚肉の流通量は、生産量の7倍ある」とも言われていました。
黒豚肉の偽装が大々的に行なわれていることが明るみに出たきっかけは、牛肉偽装をした食肉卸大手のスターゼンが、価格の安い豚肉を「黒豚」として販売した件です。
同社の関係者は「利ざやが稼げるから数年前からやっていた」と明言しました。
また、JA(全農) までもが、大分県産の一般豚肉を鹿児島県産黒豚と偽装したり、アメリカ、カナダ産の数千トンに及ぶ輸入黒豚を国産黒豚と称して販売していたことが判明したのです。
内部告発者によると、鹿児島県志布志の冷凍冷蔵施設で、輸入黒豚を国産の箱に詰め替えていたというのです。
「食の安全・安心」を標模しているJAが偽装していたのだから、黒豚偽装は相当に根が深いと言わざるを得ないのです。
値段の安い白豚を黒豚としてパック詰めで販売し、食品表示を定めた日本農林規格(JAS)法の表示義務に違反していたころもありました。
農水省の調査で疑いが浮上、社内調査で従業員が証言しました。
その他偽装の事件をあげてみると
- 肉卸大手会社スターゼン 白豚を黒豚として販売。乳牛を佐賀白石牛と表示して販売
- 食肉卸売業三河畜産工業(愛知県豊田市)岐阜県産の豚肉を鹿児島県産黒豚と表示
- JA中津下毛(大分県中津市) 交雑種を黒豚として偽装表示
黒豚肉 購入時の注意点
黒豚 は豚肉のわずか 4 % しか流通していません。
「簡単に食べられるものではない」ことを肝に銘じておきましょう。
買うなら産地が県名だけでなく市町村・牧場まで書かれているものや、県の黒豚販売指定店のものを買うようにしましょう。
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