オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア 交友事情

2014-04-26 20:52:40 | 日記
アパートのプールは、朝7時から開いていて、


子供の居ない時は、毎朝、泳ぎに行きます。




同じように、毎日、エクササイズに来ている87歳の、女性が居ます。


彼女は、歩くのも難しいのですが、毎日、 自分で考えたと思われる、エクササイズを


プールの縁に捕まって、熱心にやっているのです。




…けれど、誰か泳ぎに来て、水しぶきを立てると、



“貴方が居ると、私は、エクササイズが出来ないから、出て行って欲しい”と言うので、



大抵の人は、驚いたあと、怒ります。



出てゆく人と行かない人は、半々ぐらいでしょうか?




私も、最世の頃は、“出て行って欲しい”と言われましたが



忍者のように、水しぶきも、波も立てずに、泳ぐ技をマスターしてからは、言われなくなり、



何だかんだと、世間話をするようになりました。



時々、あれを買ってきて欲しいとか、何処そこに連れて行って欲しいとか、頼まれごとをするんですけど、



私も、“困ったことがあったら、いつでも言ってね”と言っています。




…すると、”当たり前じゃない。私たち、友達ですもの”  と彼女は言うのです。



(あれ?、私たち、友達だったのね)



物を頼む時、いつでも、彼女は、当たり前じゃない、私たちは友達だ、と言います。


何だか利用されているだけの様な気もしますが、そこは87歳。


それに、何となく憎めなくて、可愛いので、



“そうよ、友達だから、気楽に頼んでね”と言って、電話番号も、教えています。




今日、彼女が言うには、、



昨日、アパートのマネージャーを部屋に呼んで、話し合いをしたのだそうで、



”晶子は子供の世話をしなくてはいけないから、プール開始が7時では、泳ぎに来られない。だから、

 せめて、6時半にあけてあげて欲しい”


“あけないと、消費者保護連盟に訴える”とまで…

(んなことしたら、アパート追い出されるじゃない?!)


と、言ったそうです。



これは、私が以前、彼女にこぼしていたことなのです。



彼女が言ってくれても、6時半にあけてくれるとは思いませんが、




ああ、やっぱり、友達だったのね。