今日は少し具体的に、お勧めの運動方法を書いてみます。
巷では、脈拍ターゲット、回数、運動強度など、色々な情報が溢れかえっているのは、
まだまだこの分野が開拓期で有り、新しい情報が入ったり、改正されたりするからです。
そういうことを知ったうえで、行ったり来たりしながら、実際現場で見て、やってきたものは、
無駄な努力や、効き目が一時的なものを、避けるようになるので、現実的です。
1.脂肪を燃やすには、脈拍は、巷では色々と言われていて、大体、最大脈拍数の40-60%。
カルボーネン法公式通りに計算すると
- 目標心拍数=(220−年齢−安静時心拍数)×運動強度+安静時心拍数
- 楽な運動 40%
- 中程度の運動50%
- 少しきつい運動 60%
- かなりきつい運動 70%
- 非常にきつい運動 80%
ということで、例えば、 50歳、安静時脈拍70、で、中程度の運動をしたい場合
(220-50-70)x 0.5% = 120
となり、私も参考にしますが、私がクラブで得た経験からでは、体重を減らそうとすれば、
やはり、70%くらいは必要かな?と思っています。
今のやり方で成果が出ていない方は、是非チャレンジしてみてください。
2.減量のためには1回20分以上の有酸素運動継続が必要との説がこれまであり、
最近の研究では1日の総運動時間によって減量効果が得られることがわかってきました、が、
これは、運動経験が暫らくなかった方の場合、脂肪が燃えだす前の運動が、筋力運動として
計算できるからではないかと想像します。
私の経験ではやはり、体脂肪が燃えだす10分、そこから以上でないと、体脂肪の変化には影響を
あまり与えないことが多いと、特に、エクササイズ常連者に感じています。
運動初心者、では無い方は、続けて20分は止まらない努力をしましょう!
3.継続時間の事を踏まえた上で、
娯楽的なスポーツより、トレーニング目的でやるスポーツが、減量には間違いないかと思います。
自転車でも、ジョギングでも、お好きなものを選べばよいと思いますが、お勧めしないのは、
ジャンプ系の運動です。ジャンプ系の運動は、効果が早いのですが、
やりすぎるとペルビスフロア (八の字筋)傷めるので他の運動を補助的に使うことをお勧めしています。
ぺルビスフロアは、女性が赤ちゃんを産むと傷めてしまうことは、
良く聞く話ですが、実はそれだけではありません。
スプリント、トランポリン、縄跳び等、地面からの衝撃が多い運動は、ペルビスフロアを傷める
リスクが高く、若い方でさえ傷めるリスクがあります。
繰り返す衝撃で、段々伸びて、 ” 気が付いたら緩くなっちゃった”
という事もありますが、ねん挫の様に、急に伸びることもあります。
そういう方には、ペルビスフロアを引き上げるエクササイズもあり、成功すれば、
ついでに夫婦生活も楽しくなり、それはそこでめでたいこととなりますが、
エクササイズだけではうまくゆかなかった方は
”実は私、おしっこが漏れるのよ” なんて言いませんから、誰にも知れず秘かに悩んでいたりします。
そういう方は、ベルビスフロアを、ネットのようなもので釣り上げる簡単な手術があるので、
一度お医者様に相談なさるのも良いかと思います。
でも、、、、その前に、リスクは出来るだけ避けましょう!
もう一つ、大切な事、
男性は、関係ないと思ってらっしゃるかも知れませんが、男性にも、ペルビスフロアはあります。
ペルビスフロアは、前のドアだけではなく、後ろのドアも関係していて、
内臓とかも下がってきますので、皆さま、くれぐれも跳ね過ぎぬよう、お心に留めておいてください。
4.さて、晴れて痩せたとしても、
若々しい体型の方もいれば、そうでない方がいらっしゃるのも事実です。
その違いは、筋肉で、持久力系の運動だけでは、持久力系の赤筋しか鍛えられません。
しかし、年齢とともに、先に衰えてくるのが、瞬発力系の白筋なので、
これが無くなると年寄体型になり、動きも緩慢になります。
筋肉がつくと、カラダがごつくなるんじゃないかと心配される女性は多いですが、
エストロゲンがテストステロンより低い限り、大きな筋肉はそうそう簡単にはつきません。
それよりも、
筋トレを行うと分泌される成長ホルモンには脂肪細胞中のホルモン感受性リパーゼという酵素を刺激し
脂肪の分解を促す働きがあります。
同時に血糖値を上げることで血液中に放出した遊離脂肪酸を燃焼します。
筋トレ終了後、なるべく間を開けずに有酸素運動に移ると、
筋トレ直後の成長ホルモンが十分分泌されている時間帯に有酸素運動を加える
ことができるので、成長ホルモンによる脂肪燃焼と同時進行となり、
脂肪燃焼効率を高めるのにとても効果的です。
5.最後に、
セオリーに正確に沿ってやっても、成果が出ないこともあります。
何故なら、あなたの脳が、それだけのエクササイズをこなすのには、
そのままの体型で十分だと判断した場合です。
例えば、
もし、あなたの会社が忙しくなってきて、仕事がこなせないとなると、社長は新入社員を入れます。
けれども、忙しくても、それが一時的なイベントとかであったりしたら、そのまま、頑張ってもらうか、
多分、臨時アルバイトをその日に雇うだけにします。
大切なのは、
あなたの脳に、”このままでは大変!脂肪を減らさないと重くてやって行けない!”
”筋肉を増やさないと、やって行けない!”
等と判断させるくらいの、エクササイズをするという事です。
最後に、
普通の人は、普通に食べると太らないものです。
野生の動物だって、痩せすぎることはあっても、太り過ぎることは、まあ、あり得ません。
太り過ぎるのは、動物園の動物など、彼らにとって、普通じゃない暮らしをしている時です。
太り過ぎは、色々な病気の根源になります。
必死で痩せようと思わなくても良いので、何が自然なのかよく考え、無駄に食べない様に、
食べたくない時には食べないなど、カラダからの声に耳を傾けて暮らしていくと、
そのおオマケに、ある日気付いたら、体型は整ってくるものです。
あまり動かなくても、餌が取れる現代において、運動は意識しないと足らなくなるし、
食べ物が満ち溢れている現代では、見るとつい食べたくなりがちです。
けれど、あなたのカラダが正常ならば、
何をどれだけ食べたいのか、どれだけ休みたいのか、実はあなたのカラダが一番よく知っています。
又、現代では、多くの人が、脂肪の少ない、細身を見てカッコいいと思いますが、
実際多くの男性は、程よく脂肪のついた女性に惹かれるものです。
それが一番、人間の女性としては、サバイバルに強いからです。
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