オーストラリアに来てからと言うもの、、、
大体、日本からこっちに引っ越すだけでも大変なのに、
さらに、お引越しと言う人生における大事業を10回以上こなしたという経験から、
実際に住んでみないと分からない、お家事情をお話しします。
先ず最初に住んだのは、こっちに来る前、業者に頼んでおいたAshmore と言う所のシェアハウス。
3ベッドルームの家の、1つを借りていた訳ですが、こちらの土地は広いので、家も大きくて、
部屋だって広いし、トイレや台所は共用だけど、思ったよりプライバシーもあり、住んでいる人とも
家族のような連帯感も生まれ、悪くはありませんでしたが、
業者にお願いしていた、禁煙、ペット無し、という事が満たされてなかったので
3か月ほどでお引越ししました。
お家を貸しているオーナーは、借りる人が欲しいので、タバコやペットなど、嘘ついて登録してることが
あるので、そういうことは、紹介業者に文句を言って、キャンセル料を取られないようにしましょう。
でも、初めて住むオーストラリア、色々な情報が得られるので、最初はシェアハウスは良いかもしれません。
で、人と一緒に住む事に慣れたので、次に Chevlon Island 別名、コックローチアイランド、
で、元気な元ダンサーと数か月。
この女性は、80歳と言う年でありながら、テレビっ子で宵っ張り、おまけにつんぼなので
夜な夜な、大音響でテレビを見るので、降参撤退‼
一緒に住んでみないと、人と言うのは分からないものです!
次に住んだのは、元ダンサーの彼女がご親切にも探してくれた、
Duprex と言って、2つのお家が一つになった?
一つのお家の中に、お住まいが2つある? どっちでもいいけど、オーストラリア初めての一人住まい。
古いお家で、窓のカギとかも曖昧で、、、なんぼでも入ってこられる。
怖かったけど、隣には、この家の持ち主が住んでいたので、少しは、安心?
快適な一人暮らしでしたが、家が古い上、こっちは土足で家に入るので、部屋のカーペット、
撤退時に、プロの業者にカーペットクリーニングを他に無義務のある所が多く、
クリーニングしてあって、それでも汚いので、文句を言ったら、再度、プロフェッショナルが
クリーニングしてくれたんだけど、長い足のカーペットの毛は、汚れと洗剤で固まってるし、
カーペットの中から金髪の長い髪の毛とか出てくるし、家の中でも気持ち悪くて裸足で歩けなくて、
ベッドに入る前だけ、靴を脱いで、足を拭いて寝てました。
その家も、売られることになったので、
次に住んだのが、Broadbeach にある、小ぎれいな、新しいアパート。今までで一番良かったんだけど、
ここで前夫と知り合い、結婚で新居にお引越し。
OCEANA と言うビーチフロントの小ぎれいな2ベッドルーム。
せっかくビーチフロントだったけど、2階の駐車場側だったので、絶景では無かったけど
高級な部類のホリデーアパートの一室だったので、施設も良かったです。
当時2000万円くらい。
住んでいる方々は、お年寄りが多くて、まるで舅姑に囲まれて暮らしているようで、
子供たちは、よく相手してもらえるし、
広めの庭は、子供を遊ばせるのには十分だし、
管理人さんが中国人とオーストラリア人のご夫婦で、メンテナンスもいきわたっている上、
夫婦喧嘩をして、泣きつきに行ったら、旦那を叱ってくれるという、結構な環境でした。
問題と言えば、窓の向きが南向きだったので、日が入らず、家の中が寒い上、カビが生えがち、
窓に潮風が当たるので、すぐ汚れる上、サッシがさびるので、お手入れが大変で、週に一回は
サッシや窓ふきをするのが当たり前かと思っていたし、それでもサッシが傷んで、修理が必要になりましたが
同じアパートに住む、北向きのお部屋の人は、何年も、窓ふきなんてしたことない、と言ってたし、
冬でも暖房はいらない、と言っていました!
お部屋選びは、方角にも気を付けましょう。特に海が近い場合、修理代と手間暇が、随分違います。
次に引っ越したのは、Lssabia と言う、ビーチに建ったアパート。
お高いアパートで、管理人さんも感じよくて、メンテナンスも行き届いていて、施設も、
インドアプールや、テニスコート
もあるという結構な所でした。
窓からの景色も絶景!
お風呂もきれいでSUPAが付いていましたが、これは威力が弱い上、使うと何故かバスタブが妙に汚れ
威力も弱くて、マッサージになりません!
ここで、2度目の離婚することになり、カウンセラーの所に行ったら、
”貴方は子供を連れて、すぐに引っ越ししなければ裁判で有利にならない” というアドバイスを受け、
前のアパートに、出戻りましたが、何せお家賃が高いのですぐにお安い所へお引越し。
皆さん、覚えておきましょう、こっちでは家を出た方が、家を取られます…出たらいけません。
何であんなアドバイスくれたんだろう...?
次に移ったのが、Artique と言うアパートですが、新しい割には安い上、
オーシャンフロントではないのに、前に何も大きなビルディングが立っていないので、
オーシャンビューと言うオマケもついていて、
良く知ってる人はよく使っている、アパートです。
Surfers にあるので、マネージャーさんの日本人への理解があるので、
子連れ、身寄り無しでも、即、入れてくれたマネージャーさんには、今でも感謝してます。
私にとって、ジムは必須。
ゴルフシュミレーション設備まであって、どこかゴルフクラブのメンバーなら、使えます!
このアパートの問題点は、Surfers で何かイベントとか、何でもいいから、しょっちゅう、お巡りさんが
よその州から応援に来て泊まることです。
ただでさえ、細長いビルディングなのにエレベーターは2台だけ。
くそ忙しい朝のお出かけ時のダッシュは相当なもので、次こそ次こそ、、、、と思って待っていたら
20分待ち、なんていうこともざら。
ウチは3階だったので、避難階段をくるくる回って行けば何とかなったものの、、、閉じ込められないか
気をつけないと、、、自動ロックなので、もしもの時は戻ってこれるように、
何かでドアを止めておかないと、暗い、ほこり臭い非常階段に閉じ込められて、叫ぶことになります。
” 出してーーーー!!!”
30階の人は、一体どうするんだろうと思います。
この部屋が売られたときの、マネージャーさん、申し訳なさそうに、
”悪いけど、売られちゃったのよ、他に部屋があったら教えてあげるけど、(やっぱり親切だな…( ;_; )
あなたの部屋、ウチで一番安い部屋だったでしょう?なかなか、安いのが無いのよ。
ゴメンね、あと2か月”
次、必死でさがして、やっと見つけたのが、BellAir という、3つのビルディングが集まっているアパート。
今は、Mantra と言う所に買収されて、名前が変わっています。
これは、汚くて古い割には、お高い、3つ星程度のアパート。
3つのビルディングの人々が、一つのジムやプールを使うので、結構混んでます。
マネージャーさんも、横柄、お掃除も行き届いてない。
若い人も沢山住んでるけど、リタイアした暇な人も沢山住んでいて、暇な人も多いのか
お友達も出来たけど、訳の分からん人がけっこう居て悩まされたことも多々、いらんことで疲れます。
室内プールまであるんだけど、混んでいて、来ているツーリストまで何故か意地悪で
泳いでいるところに飛び込んできたり、目の前にわざときて、バタ足をするとか、されるし、
比較的すいている昼間は、ジジババの温泉のつどいになっていて、泳ぐと、全員に白い目で見られます。
”うるさいわね、波、立てないでね!” って?
でも、ここに住んでいた頃、ちょうどうちの子供たち、小学校で、お友達をよぶのには
絶好の遊び場所でした!
バーベキューしたり、
鬼ごっこしたり、
ここには2年ぐらい住みましたが、又、部屋が売られたので、次に引っ越したのが
Avalon と言う川沿いのアパート。
Artque の時も、書きましたが、Surfers Paradice のアパートは、日本人が多いせいか、
管理人さんの、日本人への理解があったので、ここもすぐに入居させてもらえました。
オマケにこのアパートは、都心にあるせいか、ビジネスオーナーが多く住んでいいて、
暇な人もいないせいか、変な人もいませんでした!人間ヒマだとろくなことしません!!!
ホリデーアパートではなく、レジデンシャルアパートなので、外からのお客さんも少ないので、
少しお値段は高めですが、この施設と安全性、この住みよさでは、格安。
シアター、自分のDVDを持ち込んで、映画みたいに大画面で見られます。
子供を映画に連れてゆかなくても良くて、安上がりで、安心して子供だけでも置いておけます。
アパートの裏は、川沿いに公園、遊歩道があります。
道路をクロスすると、大手のスーパーマーケットが2件並んでいて、お家に冷蔵庫が要らないくらいです。
次に住んだのが平家。
子供たちが、一度は家に住んでみたいというので、リーバーフロントの大邸宅に引っ越しました。
広々として、快適ですが、それをお掃除するのは、間違いなくアナタ!
ちょっと丁寧に掃除すると、掃除機を延々と2時間くらいかけてることになり、
電気代も馬鹿になりません!
カーペットを掃除するのは、腰も痛くなってくるし、古い家と言うのは奇麗にしていても、
きたなく見えがちで、、、ホコリもすぐ溜まってきます。
家の中で、あれ、何処だったかな? と思うと、各部屋を探し回らなければいけないので、
一日中、歩き回っていなければいけません。
水回り、換気扇、ガスレンジ、などの古いものは、故障しがちで、
ガスコンロ専門家、台所電気製品専門家、水道回り専門家、等を探さねばならず、
お値段、技術、信頼性、等も考慮しないとえらい目にあいます!
雨どいには、隣の公園から絶え間なく来る落ち葉が詰まり、放っておくと水が流れなくなり、
重みで家が倒れるという話を聞いているので、屋根に上って掃除をしなければならず、
丈夫なハシゴを買い、生まれて初めて、屋根に登りました。
しかし、雨漏り、となると、これも、プロに頼んで屋根を直す、
だけではなく、雨によってダメージした電気配線修理は必須、できた天井のシミ、等、被害は膨大です。
バルコニーからの眺めは抜群で、
卓球台などおいて遊べるし
大庭園には、黒鳥が遊びに来るし、
裏庭には、家庭菜園などできますが、潮風が吹くので、サツマイモしかできませんでしたが、
芋ほりは楽しかったです...でも、芋は、無味無臭という不思議な芋でした。
大庭園では、バスケットボールなどして遊べましたが、
その広い庭園を管理するのはこれも間違いなく、アナタ。
広い庭園は、永遠と芝刈りをせねば、たちまちブッシュと化し、毒キノコまで生えてくるし、
ヤシの木からは、あとからあとから、2メートルも有ろうかと言う、大きな葉っぱが ”バサッ”
と落ちてくるので、そのたびに、それを拾って、小さく切ってごみ箱に入れないと、
持って行ってくれないので、かなりな作業に、うんざりすること間違いなしです。
その頃の私は、”バサッ” と言う音の恐怖症にさえなっていたと思います。又、
亜熱帯地域のヤシの木は成長も早く、あとからあとから新芽が出て、木が大きくなるので、
チェーンソーが手放せず、お陰様ですっかり上手く使いこなせるようになりました。
あれは、腰をしっかり落として、肘を膝の内側にしっかり当てて、固定して、集中してやらないと、
チェーンソーが回らないで、アナタが回ることになります…気を付けましょう...
他にも、バルコニーの油引き、白アリ対策などなどなど、
召使や、庭師を雇える余裕のない方や、チェーンソーを使いこなせない方は、
大邸宅に住む事については、よく考えられた方が、賢明かと思います。
と言う事で、余りの出費とメンテナンスの大変さに、長男が家を出たのを機会に、更にお引越し。
今度は、3ベッドルームの2階建てのTownHous
管理人さんも、シングルマザーだったせいか、事情を分かってくださって、すぐ入居させてもらえました。
裏庭に生えている木は、ブラックベリーだったので、春夏はいっぱい取れて、これはお得でした。
あまり治安のよい場所ではなかったにもかかわらず、セキュリティゲートがあって、
安全に暮らせました。
Town house で デュプレックスに住んだのは初めてでしたが、お隣の部屋とはガレージを挟んでいるので
音もほとんど気にならず、1階がリビングとガレージ、2階に3つベッドルームが付いていましたが、
2階は、夏はすごく暑かったです。
マネージメントも良くて、アパートの時より、ご近所の方とよく出会うし、窓からも、見えるので、
日本で言う、団地❓みたいな感じ? きっと。
今は、高層アパートに住んでいますが、悩みと言えば、下の階の人がバルコニーでこっそり吸う
タバコの煙と、上の人がこっそり捨てる、、、多分、コーヒーの飲み残し?
知り合いが、ベルサーチホテルの、レジデンシャルに住んでいましたが、
マネージメントが良くなく、お掃除の人でさえ、お高くて、お掃除もしなくて、汚れていて、
お高い管理費を払うのも馬鹿げているので、早々と、退出されましたが、
やはり今ではレベルが下がっているそうです。
総じて、大家さんや、管理人さんが感じよく、しっかり管理されているところは
ビルディングのセキュリティも良く、何故か住んでいる人々も感じよかったです。
あまりお安い所に住むと、オーストラリアでは、ドラッグなど違法ではない州もありますので、
手に入りやすいようで、中毒の方が隣人だったりすると、なにかと危険かとも思われますので、
特に小さなお子様連れの方や、女性の一人暮らしは、特にその辺は考慮なされた方が宜しいかと存じます。
貧乏暮らしをしても、住まいにはある程度、お金をおかけ下さるのが海外暮らしの心得かと思います。
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