※前のブログで書いた記事をそのまま転載。因みに、ep5じゃなくてep6が正解?w
-OPENING-
こんばんは皆さま。宇多田ヒカルです。今夜もkphへようこそ、いらっしゃいませ。
今夜の回は、テーマがですね、もうずぅっと温めていて、ずぅっとやりたかった、やつなんですね。
テーマはスコットランド特集です。えと、一度もいったことは無いんですけども…
あの、なぜか、大好きなバンド、がスコットランド出身なことが多くて。
特に好きなバンド3つ…を紹介しながら、スコッチをちびちびやりつつ、今夜一時間お送りしていきたいと思います。よろしくお願いします。
-ENGLISH TALK-
え~、まず前半はですね、今までやったこと無いんだけど、一つのバンドの曲だけをひたすら紹介していきたいと思います。
コクトーツインズというバンドで、私が好きな…ベスト1か2かぐらいなんだけども、ピンクオレンジレッドという曲と、ローレレイなのかローレライなのかちょっとよく分かんないんだけど、の2曲をまず聴いて下さい。
-ENGLISH TALK-
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♪#01 Pink Orange Red / Cocteau Twins
♪#02 Lorelei / Cocteau Twins
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お気に召していただけましたでしょうか。私が大好きなバンド、コクトーツインズの曲2つの曲をお送りしましたが。
コクトーツインズっていうのは80年代から90年代の半ばぐらいまでに活動していた、勿論、スコットランドのバンドで、えと…前々回のインディーズ特集で紹介したレーベル「4AD」を代表するバンド、ですね。
えと、色んなジャンル…に、こう……括られるというか、色んな呼ばれ方をした音楽性のバンドなんだけども、まぁドリームポップとか、ゴシックロック、オルタナ、ポストパンク、ダークウェイデス??、シリアル??とか色々まぁWikiにも書いてあるんだけどね。
多分その、音楽的にも、勿論個性的なんだけど、特に、このヴォーカルのエリザベスフレイザーっていう人の歌い方…の声とか、歌い方のスタイルが、凄く独特で、不思議な変わった世界観を持っていて、それが、こう、色んな…まぁ沢山注目を浴びたわけなんだけども。
私も、好きな歌手トップ3に入るひとりなんですが、いくら好きで、真似ようとしても、真似…まぁ真似しようという気にもなれないくらい、こう、独特な……真似できない、もの?を持ってる歌手で、ほんとに素敵だな、と思います。
あと、特に、この、歌詞も、正直、完全に辻褄があう歌詞ではないことも多いんだけど、それより、彼女の歌い方がほんとに独特で、何を言ってるかよく分からない…っていうかほとんど分からないんですね。一応、英語なんだけど。で、歌詞見れば「あぁ、なるほどそう言ってるんだ」って分かるし歌えるんだけど、パッて聴いても…いや良く聴いても、ところどころ…こう、空耳っぽく聴きとれちゃったりもするけど、歌詞見ると間違ってたりとか、あのぉ、言葉が、そこで聴き取れるって言うくらい短いフレーズとか、それが、こう、逆に聴く側の想像力を掻き立てる効果があるのかなと思うんだけど、何言ってるかよくわかんないのに、非常に感情面に訴えてくる、っていうのがぁ、凄いなと思います。
-ENGLISH TALK-
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♪#03 Blue Bell Knoll / Cocteau Twins
♪#04 Fifty-Fifty Clown / Cocteau Twins
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お聴き頂いたのは、コクトーツインズのブルーベルノールとフィフティーフィフティークラウンの2曲でした。
えと、この、フィフティーフィフティークラウンっていう曲を聴くと、昔あの、エビスのちっちゃ~な、こ、ま、駅の近くだったのかなアレ、のちっちゃ~な公園に、よく夜中、とか誰もいない時に行って、こう、ブランコで物凄い勢いつけて、こう、ブランコ漕ぎながら、この曲を、あの、結構大きな声で熱唱してたことをw思い出しますwww
あの…ヘッドhイヤフォンで音楽を聴きながら、歌ってたので、しかもこんな…こんなメロディーでwわけわからない感じの言葉、なんか呪いみたいな、呪文みたいな感じの言葉にしか聞こえないような歌だったと思うのでwwあの…なんか近所の人とか、もし気づいてる人がいたら、相当可哀想な子だなって思われてた可能性がありますね。
いやぁ懐かしいです。
ENGLISH TALK
えー、お次はですね、彼等の、BDCセッションズていうライブレコーディングのCDの中から一曲、あのー、「奇妙な果実」っていう凄く有名な曲があるじゃない?あの、ビリーホリデイが録音したのが…多分、最初に有名になった…やつ…バージョンなのかな?それの、カヴァー…Strenge Fruitですね、のカヴァー、と、えとそのあと…に、私が最近一番嵌っているコクトーツインズの曲「Road, River and Rail」…え~、道路・川・鉄道っていうwタイトルの曲をお送りしたいと思います。
-ENGLISH TALK-
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♪#05 Strange Fruit / Cocteau Twins
♪#06 Road, River And Rail / Cocteau Twins
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kphへお帰りなさい。宇多田ヒカルです。皆さま調子はどんなもんでしょうか。
私は、ちょうど今、スコッチも2杯目に突入しまして、宴もたけなわな感じになってまいりました。
今回は、収録に手間取れば手間取るほど酔っ払っていくwっていう恐ろしいサイクルの収録なんですけどw
今んとこ実は凄く順調で、もしかしたら収録にかかった時間の最短記録を更新するかもしれないです、この調子でいくと。なかなか調子がいいです。
-ENGLISH TALK-
えー、お次に紹介したいバンドは、グラスゴー出身のザブルーナイルというんですが…
とぉーにかく好きなバンドで、特に、あの、ヴォーカリストの、ポーリブキャノン?っていう人がですね、私にとっては、世界一色っぽい男性では?っていうぐらい好きで、あの、インタヴューとかで見ると、凄く、喋り方とか全体的になんかまったりした空気で余裕がある感じなんだけど、まぁ、こう、なんていうんだろう…知的でユーモラスなんだけど、とても謙虚でもあり、なんか、もうホント、おじいちゃんでもおかしくない年齢なんですけが、今はね。でも都市とればとるほど格好よくなる男性のパターンかな、という感じで、まとにかくですね!歌を聴きましょう!
イースターパレードと、ザダウンタウンライツを続けて、どうぞ。
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♪#07 Easter Parade / The Blue Nile
♪#08 The Down Town Lights / The Blue Nile
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えー、ザブルーナイルのイースターパレードとダウンタウンライツをお送りしました。
ほんと聴く度になんていい声してるんだろうと、なんて色っぽい歌い方してるんだろうと、ほんとに、聴き惚れてしまいます。
えー、このブルーナイルさん達は、84年にデビューアルバム、その5年後に次のアルバム。その7年後の96年に3枚目のアルバム、8年後の2004年に最後のアルバムをリリースしていて…ま、ひじょ~にマイペースであることで有名なんですが、私は全然それでもいいと思うし、もうクオリティさえ良ければ、あのー、なんか彼等の職人気質みたいなとこに惹かれてるのかなと、思います、音楽的な意味だけじゃなくて。あのー、内容に納得しないと出さないっていう、レコード会社にせつかれても焦ったりしないし、とにかく音楽のことだけを考えてるっていう感じがとても尊敬できて、格好良いなと、思います。
えー、最後に紹介したいバンドはマーグワイと言うんですが。
このマーグワイさん達は、ちらちら、こう日本贔屓な面が垣間見れて、たとえば、日本語でなんか、の雑踏、の音が使われてたりとか曲の中で、あと一曲まるごと、日本人の、と思われる男性が日本語の詩を朗読しているだけっていう曲があったりとか、まぁそういうこともあり、私ずっとバンド名のマーグワイっていうのが、日本語のまぐわうのまぐわいから来てるのかなと思ってたんですよ、勝手に。それが、今回のこの番組の為に、ウィキペディアでちょっと調べてみたら、そこには、ウィキペディアには、中国語の悪魔っていう意味の言葉からバンド名が決m由来、まぁしているって風に書いてあって、もしそれが本当ならちょっと残念だなって思ってるところです。
今回のエピソードで使用しているBGMは、全てマーグワイの音楽で、えとー、フランスで放映されている、レ・ヘフノンっていう人気テレビシリーズのサントラ、からですね。えとー、前からこのバンドの音楽ってとても、あの、絵が浮かんでくるような感じの音楽だなーっと思ってたので、サントラとか、そういうのあるだろうなーと思ってて、今回、それを聴いてmあの、このサントラのことを知って、聴いてみたら結構気に入ったので、BGMに使ってみました。
-ENGLISH TALK-
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♪#09 Killing All The Files / Mogwai
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えー、なんとか、酔い潰れずにここまでたどり着くことができました。
スコッチをちびちびやりながらスコットランドのバンドの曲を聴こ~~特集、いかがでしたでしょうか。
えー私が大好きなバンドがだいたいスコットランド出身のバンドだってことに気付いたのが、割と最近のことなんですね。
で、これが私にとっては結構衝撃的な発見で、なんでかっていうと、ずっとあの、自分の音楽の好みっていうのはとてもはっきりしてると思っていたんだけど、でもそれが例えば、ジャンルとかでは説明できないし、なんなのかなとずっと思ってたのね。たとえば友達の音楽の趣味聴くと「あーなるほどちょっと綺麗めな、可愛い感じの音楽が好きなんだなーとか、あーヒップホップが好きなんだなー」とか割と、そういう風に分かりやすかったのね。で、私の場合は、ジャンル全然関係ないしハードなものもソフトなものもクラシックなものも好きだし、なんなのかなーと思ってたところに、この「スコットランド出身」っていうキーワードが浮上したので、で…その、スコットランドのバンドの例えば今日かけたような、音楽、の共通点、を、見出すとすると、私が多分好きな理由っていうのは、あのー、どんなに綺麗な曲調であってもどこか土臭いリアリティがあって、尚且つ包み込んでくれるような優しさを感じる、懐かしさを感じる、っていうことなのかなーと、ちょっと思ってるところです。
あと、ウィスキー……ま全体的にまぁ好きっちゃ好きなんだけど、ホントに好きなのはスコッチで、スコットランドのウィスキーで、もうそれしか飲まないんですね。なので、どうやら、スコットランド、になにか、私の好みの鍵があるようなので、いつか、ま近いうちスコットランドに行くことを楽しみにしています。
-ENGLISH TALK-
今夜は、コクトーツインズのフラウフラウフォックスズインミッドサマーファイヤーズでお別れしたいと思います。
最後までお聴き頂いてどうも、ありがとうございました。
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♪#10 Frou-Frou Foxes In Midsummer Fires / Cocteau Twins
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以上です。
なにゆえ第五回目の放送という中途半端なタイミング、というか今更「文字に起こしてみよう」だなんて思い経ったのか。
特に大したことは考えてないです。英語が聴き取れたらなぁ~と常日頃から思ってるけど、毎度なにも着手せずに終わる始末なのですが、このKUMA POWER HOURの中で宇多田ヒカルは日本語圏の人と英語圏の人用に言語は違えど同じことを二回言うので、それを聴いていれば微々たる収穫でしょうが少しは耳が慣れるのではないかと思って文字に起こしてみました。
単純にタイピングが好きなのと、文章を書くのが好きなのと、音楽と英語と宇多田ヒカルが好きなだけ(3つ以上挙げといて"だけ"だなんて我ながらry)っていうのも大きいんですけどね。
という感じなんですが、実は自分は、過去に一度テープライターの仕事に関心を持ったことがあったのですが一歩もその世界に入らず今に至ります。それがどうしたかというと、今回始めてこんな具合に「文字起こし」をしてみたわけで、その感想のひとつが、テープライターの仕事の中には文字起こしという作業と英語翻訳という作業を同時に行う上位な作業があるんですが、やってみて思ったんですけど凄いですよそういう人達は。
聴き取る+タイピングする+翻訳する
そんなスペックの高い脳が欲しいもんです。
楽器を演奏する人全般に言えることですが、中でも特にドラムやエレクトーンの奏者も大概凄いですよね。本当、羨ましいです。
もうひとつ思ったことは、宇多田ヒカルの言葉を文字起こしするにあたって、どこまで記すべきか?ということについてです。
2009年に刊行された宇多田ヒカルの「点-ten-」と「線-sen-」の二冊のうち「点-ten-」にはインタビューの記録が載ってるわけですが、因みにこれは宇多田ヒカルに限ったことではなく誰の言葉でも文字に起こしたらそうなるのかもしれませんが…、
句読点が多い。
いや…、句読点というか、もしかしたらそれ以前に、私自身が単純に文字起こしする際のルールを知らないだけなのかもしれないが、"間"をどう表現したらいいのか分からないから頭を悩ませてしまっただけかもしれない。
"間"と一言に言っても、明らかに三点リーダ分かそうでないか、しかし句読点分かと言われても長すぎる…みたいな具合だ。
加えて、「あの―」、「こう―」、「えー―」、「なんか―」と言ったような単語?のこともある。
それを全てタイピングするべきか否か。結局、どっちつかずだったので一貫性を保ちたいという理由も含め9割以上起こすことにした。残りは見落とし、というか聴き落とし?聴き漏らし?w
そんな具合で、Hikkiって結構こういうの口癖というか癖なんだなぁと第五回目の放送で今更ながら改めて実感してちょっと2828してました(笑)
「点-ten-」の編集に携わった人、並びにインタビューの際に文字起こしした人もこんなことを思ったのかなぁと想像すると、なんだかその人達と喫茶店でお茶でもしたい気持ちになりました。
あとは、文字起こしという作業をして始めて実感したことがある。
人は想像以上に、"他人の話を脳内で補正しまくっている"ということ。
修正、補完、予測変換…etc。
話の内容に無いような単語を、自分で知らず知らずのうちにタイピングしてることには驚いた。
英語を全く喋れないし書けないし聴き取れないけれど、自分が英語を扱えない原因は少しは理解しているつもり。
その一つに、致命的な語彙量。母国語に慣れている人であれば、次に来る言葉を、文章の調子や意味からある程度予想できるし、その予想の精度も日常会話においてはかなり高いと言えるだろう。
しかしそれが英語となると、「次に来る言葉」が全く、まさに一寸先は闇。
正解も外れも分からないのだ。正解かな?はずれかな?と構えているからこそ実際に次の言葉を聴いた時に理解がしやすい…みたいな感じじゃないかなと思っている。
先述した修正・補完・予測変換は文字起こしする際には、この作業に慣れていない人にとってはかなりの障害になるということを実感した。
会話をするうえでは非常に役立っている、というかそういった機能があるから会話ができると言っても過言ではないようなものだと思う。
まぁそんな感じで、始めての文字起こし。その感想はこのへんで終わろうと思う。
KUMA POWER HOUR EP5の感想は……、推敲する時間が無さげなのでやめておきますw
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