10年以上前の話ですが、お盆が近く終戦記念日もくるので、ふと思い出したので書いて見たいことがあります。
アメリカで暮らしていた頃
お世話になっていた歯医者さんがいます。
一人は、まさに神の手とよばれるほどの名医、ハイテク診療機器勢揃い。
出会い方もとても不思議で、自転車をとめていた場所で出会い、歯医者を探してる私。
私、診ましょうか?というウソのような展開から。。。
ご縁が。
もう一人の歯医者さんは、クリーニング専門で通院、ドクターは80代近い。「僕は20年前の技術や歯医者だからね!」が、口癖。いつも笑わせてくれました。
私の担当の歯科衛生士さんは70代のプロ。珈琲の染み、こことりたいわ!と、職人のように仕事をしてくれます。
80代近いいつも冗談ばかりのドクターが、その日はいつもと違って。
日本の新聞の切り抜きを持ってきてくれ
ていました。
「特攻隊の知覧にいた人たちで何人かで伊勢神宮に参拝したそうだよー僕もとっても行きたかった。素晴らしいところなんでしょう。。」と、急に言われて、びっくりしていると。。
いつにない真剣な表情で、当時のことを話してくれました。
いつもとは、別人の目になりました。
私も口を開けて寝ていられなくて
立ち上がって感謝の言葉が自然とでました。
なんとドクターは、特攻隊に行く前日に終戦になり、今があるとおっしゃっていて、、、。
はーーー。
本当に。
何歳だったんだろう。。。
色々な考えがめぐってきました。
いったいどんな気持ちで、アメリカでドクターになろうと思ったんだろう。。。
特攻隊にまで入って。。。
いつか聞きたかったですが、帰国となり
願いはかないませんでした。
その話を聞いてから伊勢神宮と靖国神社に行く機会があり、ドクターの話を思いだし、お参りしてきました。
思い出すってことは、何かメッセージがあるのかもしれませんしね。。
世の中が
どんな風に
変わろうとも
出会った人、場所、時間
すべてに感謝して行くのを
忘れず生きたいです。
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