エアコンの普及で、私たちは快適に真夏でも暮らせるようになっています。小さい頃から当たり前のようになってしまっているとどうでしょう?
現代人は真夏でもクーラーの効いた涼しい部屋で過ごすことが多いので、汗をかく機会が減ってきていると言われています。
ましてや、赤ん坊のころからこうした快適な状態に置かれていると、汗腺が未発達のまま育ってしまうらしいです。
汗をかく必要がないと汗腺は発達せず、発汗を司る自律神経も満足に成長しないといいます。
汗腺が発達しなければ、暑さを感じても十分な発汗が出来ず、体内に熱を閉じ込めてしまう事になりますから熱中症なども引き起こしやすくなるというものです。
数年前の調査では、都内の小学生の6割近くが平均体温35℃以下の低体温児だったというデーターには驚かされます。
日頃からあまりクーラーに頼らず、適度に体を動かしたり、入浴をしたり、汗をかいて、体温調節機能を発達させる事が大切だと思います。