“どんなに温和な人でも失礼なことを繰り返しされれば怒る”という意味で「仏の顔も三度まで」というのがことわざにあります。
何を三度までなんだろうか?と調べてみたところ、答えは「顔を撫でられるのもせいぜい三度」でした。
ところがこのことわざ、私が間違えて覚えていたことが判明しました!
正しくは「まで」がなく「仏の顔も三度」でした。
ことわざ辞典によると、本来は「仏の顔も三度なずれば腹を立つ」という意味を略したものだそうです。
正しく意味を理解していませんでした。
仏様は本来拝むもので、顔を撫でては失礼であることから、相手が優しいからと、調子に乗っていると、手痛いしっぺ返しを受けてしまいます。
ほかにも
「地蔵の顔も三度」
「兎も七日なぶれば噛(か)み付く」
「堪忍袋の緒が切れる」
「堪忍庫の戸が開く」などもあります。
どうしても弱い心を持っている私、優しい人には甘えてしまいがちですから、この際肝に命じておきたいと思います。