ラジオを聴いていたら、童謡「ちょうちょう」には知られていない二番の曲があるという事を話していました。
「♪~ちょうちょう、ちょうちょう、なのはにとまれ 菜の葉にあいたら 桜にとまれ 桜の花の 花から花へ とまれよ遊べ 遊べよとまれ~♪」この曲は、私も幼稚園で歌った記憶がある懐かしい曲です。
調べてみたら、やっぱり二番も存在していましたよ!
童謡で知られる「ちょうちょう」は「幼いハンス坊っちゃん、 世界を巡る旅に出発。
杖を片手に、帽子を頭に 大喜びのハンス坊っちゃん、だけどハンスの母さんは、 別れがつらくて泣き出した。
その瞳はただ「いい旅をして 帰って来なさい」と語る「幼いハンス」というドイツ民謡だそうでした。
明治時代に日本で、これを翻訳して小学唱歌としてつくられたそうです。
「さくらの花の 花から花へ」というフレーズは、もともと「さくらの花の 栄ゆる御代に」という歌詞だったそうです。
しかし太平洋戦争が終結した後に、文部省が発行した「一ねんせいのおんがく」で、皇室賛美と受け止められる歌詞であることからこの曲の改作が行われたというのです。
よく知られている一番の歌詞は、野村秋足さんという方が作詞しているんですが、二番は稲垣千頴さんという方が作詞しているといいます。
「おきよ おきよ ねぐらのすずめ 朝日のひかりの さき来ぬ先に ねぐらを出でて 梢にとまり あそべよすずめ うたへよすずめ」という歌詞。
あれあれ、「すずめ」かい!
更に三番と四番もあって、作曲者は不明。三番は「とんぼ」の歌、四番は「つばめ」の歌となっているいるんですって!
<三番>
とんぼ とんぼ こちきて止まれ 垣根の秋草 いまこそ盛り さかりの萩に 羽うち休め 止まれや止まれ 休めや休め
<四番>
つばめ つばめ 飛びこよつばめ 古巣を忘れず 今年もここに かへりし心 なつかし嬉し とびこよつばめ かへれやつばめ
ちょうちょうの主題からずいぶん外れているので、これらは廃止になったといわれています。