脳梗塞や心筋梗塞のように血管が詰まる病気は命の危険と隣り合わせです。
そのため、「血液をサラサラにする薬」が処方されます。
しかし、そうした薬にはリスクもあるのでなるべく食品で対応したいものです。
健康的な食事のために心がけたい食品選びのキーワード「オサカナスキヤネ」。
これは血液をサラサラにする効果が見込める食材の頭文字をとってもので、食材を覚えやすいようにと医師の栗原毅先生によって提唱されたのだそうです。
「オ」は「お茶」や「オリーブオイル」。
お茶に含まれるカテキンには「抗酸化作用」があり、血管の老化を防いで、血液をサラサラにしてくれる効果が期待できます。
また、オリーブオイルに含まれる「不飽和脂肪酸」には、悪玉コレステロールを減少させてドロドロ血液を撃退! 動脈硬化や高血圧の予防効果が見込めます。
「サ」は「魚」。
特にサバやイワシ、アジ、サンマなどのいわゆる「青魚」。
DHAやEPAが血小板凝集を抑制。動脈硬化や高血圧の予防効果が期待できます。
また、脂肪の燃焼を促進して、肥満予防にも・・・。
「カ」は「海藻」。
コンブやワカメに含まれる水溶性食物繊維のアルギン酸が血糖値の上昇を抑制。
脂肪の吸収を抑える効果も見込めます。
ナ:納豆
納豆に含まれる特有の成分「ナットウキナーゼ」には、血栓を溶かして血液をサラサラにする効果があると言われています。
ス:酢
酢酸、クエン酸が血液中の赤血球の膜を柔軟にして、血管への負担を軽減。ブドウ糖の燃焼を促進して、肥満を防ぐ効果も期待できます。
キ:きのこ類
きのこに含まれる食物繊維が血糖値上昇を抑制。
シイタケやキクラゲ、マイタケなど、種類も豊富でβグルカンがコレステロールを低下させ、免疫機能を活性化させて病気の予防効果が見込めます。
ヤ:野菜
健康維持に役立つ各種ビタミンやミネラルが含まれており、ビタミンCには活性酸素を消去する効果が・・・。
食物繊維も豊富で、便秘の予防に。
栄養価が高い季節の旬野菜を取り入れるのがおすすめです。
ネ:「ネ」は玉ねぎや長ネギ、ニンニクなどの「ねぎ類」。
におい成分のアリシンが血小板凝集を抑えて、血液をサラサラにする効果が見込めます。
中性脂肪を増やさないためには「血糖値の上昇をゆるやかにする」のがポイント。
そこで、食べるときに注意したい3つの注意点があります。
1. ゆっくり食べる
2. 糖質の前に野菜やきのこ、海藻、オリーブオイル等を先に食べるのがおすすめ。
血糖値の上昇がゆるやかになり、さらにきのこや野菜から食べることで満腹感も得られ、食べる分量も抑えられます。
3. 冷たい飲み物は控える
暑いときにはついつい冷たい飲み物が飲みたくなりますが、血流が悪くなり、血液の温度が低下しドロドロ血液に食事の時には「温かいドリンク」がおすすめ。
どの食材も特別なものはなく、スーパーマーケットで手軽に入手できるものばかりなのが特徴です。
毎日すべての食材を取り入れるのが理想ですが、難しい場合は3日単位で取り入れるのがオススメだそうです。