「こっちがこれだけの事をしたのにどうして○○してくれないのかしら?お弁当を頑張って作ったのに『おいしかったよ』ぐらいのリアクションがあってもいいのに・・・。」
友人のTさんが言ったらIさんも「そうそう!何かやってくれても時間がかかるので、自分でやった方が早いからイライラしちゃう!」お茶を飲みながら愚痴を吐き出しています。
そしたらご主人を亡くしたSさんが「けんかする相手がいるだけいいよ!」と・・・。そうだよね。確かに…。
何年、何十年と毎日一緒に生活をしていると新鮮さが薄れ、トキメキがなくなるのはありがちです。
自分がしたことに対して、望んだ通りのリアクションや行動がかえってこないと腹正しく感じるものです。
以前心理カウンセラーの方が良い解説をしてくれていたので思い出しながらそんな話をしました。
””人間はつい、他人に必要以上に何かを求めてしまう傾向にあります。
旦那様は妻の所有物ではありません。すべて管理をしようとするのをやめると、イライラを減らすことができますよ。
他人に対して多くを求めてはならない。思い通りにいかないのが他人。
他人に自分と同じ感性を求めても、決してうまくいったりはしません。
最初から相手に何かしてもらうことを望まなければ、なにもしていない現実を見ても「やっぱりね。私の思った通り」と失望せずにすみます。
「あれもできない、これも苦手」と思うより「旦那様はあれが得意、こんなこともできる」と、良い点を見るようにしましょう。
不満や悩みの具体的な内容は様々ですが、妻が「夫の思いやり不足」を掲げます。
しかし思いやりは「こだま」のようなものです。
一方が思いやりを向けることで、相手からも思いやりが返ってくるのです。
相手からの思いやり行動を待ってしまうと、その思いやりはいつまでたっても得られません。
やさしさを感じたいなら、まず自分ができることで、相手に思いやりを与えていくこと。
すると、いずれは相手からも思いやりが返ってきます。
「思いやり」の積み重ねで、相手との関係性が構築されていきます。
気がついた時だけでもいいので、まずは小さな思いやりの気持ちを、言葉や行動で伝えていくのが良いでしょう。
もっとも簡単でわかりやすい、思いやりのある行動が「声掛け」です。
人はだれも得てして自分には甘いもの。
パートナーへの文句が口をつきそうになったら、まずは自分自身も同じようなことをしていないか、一瞬立ち止まってみましょう。””
「そうだよ。気がついた時だけでもいいので、小さな思いやりの気持ちを、言葉や行動で伝えなきゃあ」Sさんに言われて「よく考えてみると、いてくれることのありがたさに、なかなか気づけなくなっていて、些細な事への『ありがとう』の一言がこっちも少ないかもね。気をつけなくては・・・。」Tさんの言葉でした。
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