今季は最後だと思って、また、志賀高原に行った。何年か前にも、3月の半ば過ぎであるというのに、大雪が降り、「新雪が2回あったようなものだ。」と、宿泊したホテルのオーナーが言っていたのが忘れられない。それどころが、去年は4月にふかふかの雪で高天原のコブ斜面も焼額のオリンピックコースも難なく通れたと知人が知らせてくれたっけ。
夜になると雪が降り、朝は気持のいいオフビステ。オリンピックコースは閉鎖していたが、他にも滑りたいところはいっぱいある。いままで、あまり滑ってないコースも雪質がいいため、長居をしてしまった。また、いつもあまり気持ちのよくない箇所もいつの間にか通り過ぎていた。
いつもはごったがえしているゲレンデの人影の少ないことや、ホテルの宿泊客の少ないことが気になった。地震以降キャンセルが相次いだとのこと。志賀高原は全くゲレンデも宿泊所も被害がなかったというのに。また、この辺の建物の造りは雪にも耐えるように頑丈に出来ているので地震にも強いらしい。また、もうひとつの理由として深刻なガソリン不足がある。仮にここまで来ても帰りのガソリンがないとみんな心配してのこと。
「ここに来たら、ガソリンがいくらでもあるのにね。」と地元の人が言っておられた。
なるほど、関西では深刻なガソリン不足は今のところない。でも、どこかが、足りないとそこに回さなければならないとしたら・・・・・。
阪神大震災のときは、私たちは決して買占めなんかしなかった。もし、余分に買ったとしたらそれは、神戸に送るため。今、関西でもミネラルウォーターを買い漁っている人たちがいる。それならば、もっと、値を高くして、その利益を被災地の支援にしたらいいと言う意見もある。それも一計だ。
出来るだけ普段通りの生活を続けることが、大切だと評論家が言っていた。その言葉を自分の言い訳みたいにしながら、それでも、なんかしら、どこかで罪悪感を覚えながら旅行などのレジャーを楽しんだ。だけど、行ってみて良かったと思う。まだ、真冬の真っ盛りのスキー場が閑散とした様子をみて、こんなところにも影響があるんだと実感したから。そして、一度限りではない。被災者の支援は今後も続けなければいけないと強く感じたから。
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