震災での最大被災地とも呼ばれた街がある…
その場所に派遣された
北海道所属の自衛隊員の方々から
幾つかの奇妙なる体験を伺った事が御座い…
派遣された街の状況は言語を絶する有り様
瓦礫の中から遺体を掘り起こし
車両や家の中からも遺体は次々と見つかり
そんな日々が続く中
夜になると怪異な事が時折起こったという…
街の中に残る建物に部隊は駐屯していたが
しかし圧倒的に数が足りず
多くはテントを設営しそこで寝泊りをした…
簡易ベッドを並べ
疲れ切った隊員達は泥のような眠りにつき
音も途絶えた夜の夜中の丑三つ時に
ある隊員は突然誰かに強くベットを蹴れた…
その衝撃に朧に目を覚ますが
隣の隊員が寝返りをうったのだろうと思い
再び眠りの中に落ちていったが
翌朝よくよく考えてみると
ベットの配置は寝返りで届く距離ではない…
そして同じ事が何度も続くが
他の隊員の身にも同様の事が起こっている…
そして違うテントでは別の出来事もあった…
自衛隊のテントには時々空腹に耐えきれず
食料を求めに来る人の姿があり
自衛隊は炊き出しなどをするが
自分達は専ら缶詰やレトルトの食事が多く
その中からその都度渡していたが
テントに近付く足音が自衛官かそれ以外か
それは容易に聞き分けられた…
しかし時々夜に誰かの話声がしたり
誰かの足音がテントの前で消えた事もある…
正直それを不気味に感じていたという…
そんなある日の夜の暗闇
テントの外から「おい…」と呼ぶ声がした…
野太い男の声
テントの外へ様子見に行こうとする隊員を
同僚が制止する…
「出るな!足音が聞こえなかった…」
そんな出来事もその後幾度か続いたという…
つづく…
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北海道所属の自衛隊員の方々から
幾つかの奇妙なる体験を伺った事が御座い…
派遣された街の状況は言語を絶する有り様
瓦礫の中から遺体を掘り起こし
車両や家の中からも遺体は次々と見つかり
そんな日々が続く中
夜になると怪異な事が時折起こったという…
街の中に残る建物に部隊は駐屯していたが
しかし圧倒的に数が足りず
多くはテントを設営しそこで寝泊りをした…
簡易ベッドを並べ
疲れ切った隊員達は泥のような眠りにつき
音も途絶えた夜の夜中の丑三つ時に
ある隊員は突然誰かに強くベットを蹴れた…
その衝撃に朧に目を覚ますが
隣の隊員が寝返りをうったのだろうと思い
再び眠りの中に落ちていったが
翌朝よくよく考えてみると
ベットの配置は寝返りで届く距離ではない…
そして同じ事が何度も続くが
他の隊員の身にも同様の事が起こっている…
そして違うテントでは別の出来事もあった…
自衛隊のテントには時々空腹に耐えきれず
食料を求めに来る人の姿があり
自衛隊は炊き出しなどをするが
自分達は専ら缶詰やレトルトの食事が多く
その中からその都度渡していたが
テントに近付く足音が自衛官かそれ以外か
それは容易に聞き分けられた…
しかし時々夜に誰かの話声がしたり
誰かの足音がテントの前で消えた事もある…
正直それを不気味に感じていたという…
そんなある日の夜の暗闇
テントの外から「おい…」と呼ぶ声がした…
野太い男の声
テントの外へ様子見に行こうとする隊員を
同僚が制止する…
「出るな!足音が聞こえなかった…」
そんな出来事もその後幾度か続いたという…
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