一徹ボラ親父！(壱)

ある日ある晩ある時ある時間
テントの中で鼻クソをほじってると
「もう寝たんかい！」と
怒鳴ってきやがるオヤジが突如出現！
びっくりして鼻突き破る所だったが
危機一髪の間一髪回避！
どこの馬のアバラかと思いながらも
酒に誘われ乾杯カチ～ン
するとそのオヤジは藪から棒に
「ボランティアに身を投ずべし」と
しきりしきりと勧めてくる押売現象…
それは20km圏内の昼間立入が
一部解除された三週間目くらいの話…

そんなこんなで
南相馬でのボラ参加と相成ながらも
ソレガシも卑しい考えが御座いに候…
用意されているボラ宿舎にて
ワイワイキャ～キャ～伸々賑やかに
楽しいボランティアライフ思いきや
そのオヤジときたら
「受入れ側に負担かけるべからず」
と頑なに頑固一徹を貫き
「施し受けるはボランティア失格」
と持論を展開口一文字…
ソレガシは宿舎に泊まりたいのにyo!
兎にも角にも
飯と寝泊りは自分持ちが鉄則らしい
そのオヤジの中のルールでは…