
9人の女性達…(2)
最後の交信をした泊居郵便局長の話…
8月20日の午前6:30頃
「今、皆で自決する…」と知らせがあり
「死んではいけない」と説いたが
ひときわ激しい銃声の中で
「高石さんは、もう死んでしまいました…
交換台にも弾丸が飛んできた
もうどうにもなりません…
局長さん、皆さん、 長くお世話になりました…
おたっしゃで、さようなら…」
という声が聞き取れた…
局内に立ち入る事が出来た真岡局長の話…
彼女達はブレストを耳にしたまま
プラグを握りしめ
最後まで交換台にしがみついたまま
倒れていた…
立ち合ったソ連軍将校も
状況を目の前に
胸で十字をきって黙祷した…
昭和40年代、稚内を訪れた昭和天皇は
彼女達を讃える碑の前で
目に涙を溜め、深く頭を垂れたと言われる…
最後の交信をした泊居郵便局長の話…
8月20日の午前6:30頃
「今、皆で自決する…」と知らせがあり
「死んではいけない」と説いたが
ひときわ激しい銃声の中で
「高石さんは、もう死んでしまいました…
交換台にも弾丸が飛んできた
もうどうにもなりません…
局長さん、皆さん、 長くお世話になりました…
おたっしゃで、さようなら…」
という声が聞き取れた…
局内に立ち入る事が出来た真岡局長の話…
彼女達はブレストを耳にしたまま
プラグを握りしめ
最後まで交換台にしがみついたまま
倒れていた…
立ち合ったソ連軍将校も
状況を目の前に
胸で十字をきって黙祷した…
昭和40年代、稚内を訪れた昭和天皇は
彼女達を讃える碑の前で
目に涙を溜め、深く頭を垂れたと言われる…