徒歩日本二周目(≧∇≦)只今関東地方!

昨日は今日の物語 今日の後に今日は無し…

お墓に避難します…

2014年03月08日 | 日記
「お墓に避難します…」
そう書き残し命を絶った93歳の女性の
その言葉を覚えているでしょうか…
重ねてその遺書には
「老人は避難の足手まといになる…」
とも綴られていたと申します…
93年の長い生涯のその最後に見た風景
この悲しみが
多くの悲しみのほんの一つに過ぎぬ事
それこそ本当に悲しい事だと思います…

2011年3月…
福島第一原発の二度にわたる爆発の後
近隣の住民達が次々と避難
彼女も息子夫婦や孫達に連れられ
放射能に追われる様に北へ北へと逃げ
次女の嫁ぎ先へ一時身を寄せた…
その翌日
さらに遠くへ逃げるように指示があり
南相馬市が用意したバスで
群馬県へと向かう事態に
状況は切迫するがしかし
高齢の彼女に長距離の移動は無理だと
家族が判断
女性達だけがそこに残る事に相成り候…
翌月、二週間の入院…
退院後は「家に帰りたい」と繰り返し
五月三日
ひとり、南相馬の自宅へと戻ることに…
その時の暮らしの孤独ぶりを
「寂しい…」と度々電話で訴えていた…
六月に入り、家族達が群馬から戻ると
深夜であるにも関わらず玄関を出て
嬉しそうに大喜びで出迎えしたという…
しかし原発の状況もまた
深刻な程深刻である事には変わりない…
「また逃げるかも知れない…」
その言葉に彼女は口数を減らしていく…

住み慣れた家で
家族揃った生活に戻った二週間後の事
彼女が庭で首を吊っているのを
家族が発見して急いで助け起こしたが
もう既に手遅れ
見つかった四通の遺書は
家族、先祖、近所の友人へと宛てられ
「毎日原発の話で生きた心地しない」
「子供、孫、親類のの恥と思いますが
 今の世の中では仕方ない…」
そんな詫びのような文が綴られていた…

「さようなら、私はお墓に避難します
 ごめんなさい…」
それが遺書に残る最後の二行だという…




最近ブログランキングに参加しました…
三月十一日までは
被災地の記事を時々配信したいと思う
そんな心の置きどころ…

 クリック!
 ↓↓↓↓↓
にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

いつもクリックありがと御座います…

修羅場ラバンバ…

2014年03月07日 | 日記
燃料棒の配列を九行九列に並べると
最も効率がいいと聞いた事が御座る…
9×9=81本
その計算が即座には出て来ないのは
危ねぇ~危ねぇ~ワタクシ事
算術は元来てんで苦手でててんてん…

さてよさてよの世の中どこか
原発が収束してるかの様な雰囲気を
醸しに醸しまくっては御座いますが
そんな話は
モンゴル800嘘800!
たった今大地震が来たら全て終わる
本当はそんな状態らしい!
チョ~怖えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~!

燃料棒1535本が収まりまくっている
露天状態の四号プールは
傷みきった支柱をささやかな補強で
持たせているレベル!(地元人談…)
震災で崩れたクレーンや瓦礫塊さえ
未だプールに沈み浸かるらしいで候!
ほんでもってその外側に
新クレーンを作ったらしいんスけど
新たな地震や作業員のミスがあって
もし燃料棒がポキっつったら
完全完璧ナムアミダブツ決定~
途端に大量の放射能が撒き散る地獄!
やばくね?
因みに支柱の補強をした作業員達は
この世じゃ有り得ない級の
被曝ミリシーベルト
その挙げ句大金を掴まされ行方不明!
当然諸々口止もされたと言われるが
その生死すら定かでは無いと
口々に囁かれているんでマジっすか?

それだけに
被曝量越えの熟練作業員は次々消え
今日の今のリアルメンバーは
全国から集められた若い人々が多い
マジで本気の現実話!
その彼等が収入を上げる為に
線量超え隠しや無理なる作業をする
非日常が今日も繰り返される…
何てこったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~い!

兎にも角にもハッキリと言えるのは
何処の誰もがやりたがらない仕事を
何処かの誰かがしてくれている…
その上に僕と私の暮らしは成り立ち
そして誰の為でもない今日を
誰でもない自分達の為に生きている…

生きているという事は
必ず誰かに助けられているという事…
世界中の皆々様方
今日も明日も明後日も本当の本当に
ありがとう…



最近ブログランキングに参加しました…
面白かった時はクリックを
くだらなくてもクリックを賜りた~い
そんな心の置きどころ…

 クリック!
 ↓↓↓↓↓
にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

いつもクリックをありがと御座います…

第五旅団隷下の部隊…

2014年03月07日 | 日記
核や生物科学兵器に対応するための
科学防護隊が
陸自第五旅団隷下に結成されたのは
僕がまだ北海道を歩いていた時…
本来の計画なら
まだまだ先の話だったにも関わらず
原発事故の御陰様にて
若干編成が早まりまくって御座い候
そんな事情にて
部隊最初の勤務地は放射能汚染地域
つまりそれは原発周辺という事なり…

歯車が一枚二枚と壊れたせいで
未来は随分変わってしまったけれど
こういう職務に就く方々の
御家族様方は心配醒めやらぬ事の程
心中お察し致します…
何処の誰もがやりたがらない仕事を
何処かの誰かがしてくれている
その上に僕等の暮らしは成り立ち
そして僕等は誰の為でもない今日を
自分達の為に生きている…

生きているという事は
必ず誰かに助けられているという事…

世界中の皆々様方
今日も明日も明後日も本当の本当に
ありがとう…




最近ブログランキングに参加しました…
面白かった時はクリックを
くだらなくてもクリックを賜りた~い
そんな心の置きどころ…

 クリック!
 ↓↓↓↓↓
にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

いつもクリックありがと御座います…

カミカゼな話…

2014年03月06日 | 日記
脈略もヘッタクレも無い話で御座いに候…

たまたま人から見せて貰ったんスけども
永遠のゼロという話は
神風特攻隊だった方々の物語なんスねぇ…

かつて米国同時多発テロが起こった直後
中東を旅行してたんスけど
ヨルダンという国を旅していた日本人が
現地の人間に握手を求められたとの話を
色んな人々から聞いたっス…
「はいぃ?」って感じなんスけど
当時は飛行機の体当たり攻撃をするのは
日本人ぐらいだと思われてた様で
さすが大和魂!だと絶賛されたみたいス…
全然違うんっスけどね…

しかしアルカイダや他組織が行っている
自爆攻撃や己の命を省みない攻撃を
欧米メディアがカミカゼと呼んでる事は
悲しくもあり哀しくもあり…

されどワタクシの貯金も、もう間も無く
「永遠のゼロ!」
今はその事が一番悲しいかも知れねっス…
そ~れソレソレ一攫千金宝くじぃ~!!

皆々様方、ご利用は比較的計画的にぃぃ…



最近ブログランキングに参加しました…
面白かった時はクリックを
くだらなくてもクリックを賜りた~い
そんな心の置きどころ…

 クリック!
 ↓↓↓↓↓
にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

いつもクリックありがと御座います…

復興酒縁響奏曲…

2014年03月06日 | 日記
山形県長井に鈴木酒造という酒蔵が御座候…
はるか江戸の昔より
「海に一番近い酒蔵」として地元に愛され
漁村と共存し漁師達と暮らし
酒造りの仕込みの最終日だった三月十一日
それまでの日常の全てが打ち砕かれた…
鈴木酒造の本来の在所は福島県浪江町
あの日あの時の出来事を忘れぬ人々はない…
消防団であった主は
ポンプ車で街を廻り避難を呼びかけながら
いよいよ津波が間近に迫ると
車を棄てよと叫びながら高台へと駆け上り
途中には逃げ切れぬ人々
そしてその惨劇の先には
先祖代々の蔵が跡形も無く消え失せていた…
原発から6kmというその場所は
今でも自由に立ち入る事は禁止され
浪江町の住民も各地散々
非日常を強いられた暮しが今日もなお続く…
そんな時に住民達から言われた言葉がある…

「もう一度だけ、あの酒を造ってくれ…」

その想いに奮起する主に
懇意ある会津の国権酒造から助け舟が来る…
「うちの蔵と従業員を好きに使ってくれ」
温かい心遣いに感謝した…
五月中旬に洗米し六月下旬には上槽
やがて出来上がった二〇〇〇本の純米酒は
浪江住民を優先に販売し出荷と同時に完売
不自由な中でも買い求める住民の姿に
少しでも地元の味地元の香りがするものを
欲しているのが痛いほど分かった…


震災での酒蔵壊滅は鈴木酒造だけではなく
数百kmに及ぶ被災地には
蔵同士作り手同士の絆が各地にて際立った…
酒を造る男達は懐が深いもの
そして酒は人と人とを繋ぐもの…
鈴木酒造の山形移転にもそんな酒縁がある…

浪江に一時立入した主が見た風景の中には
地元の人々が拾い集めてくれた酒瓶が
蔵の跡地に綺麗な姿で並べてあったという…

地元に寄り添う企業とは
かくも地元に支えられているもので御座る…



最近ブログランキングに参加しました…
面白かった時はクリックを
くだらなくてもクリックを賜りた~い
そんな心の置きどころ…

 クリック!
 ↓↓↓↓↓
にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村

誠に悲しきお知らせでは御座いますが
スマートフォンからだと
ポイントが加算されない残念無念です…

悲しいですよね、世の中って…