台風12号で土砂崩れが発生した現場では、行方不明者の捜索活動が続けられた=奈良県五條市大塔町宇井で2011年9月6日、佐々木順一撮影
日本を縦断した台風12号による被害は、毎日新聞の集計で6日午後8時現在、12道県で死者48人、行方不明者58人の計106人に上り、死者・行方不明者計99人を出した04年の台風23号を上回って台風災害としては平成最悪となった。国土交通省は同日、土砂崩れで川がせき止められて川の水がたまる「土砂ダム」を奈良、和歌山両県で計5カ所確認したと発表。うち4カ所で決壊する恐れがあるとして、土砂災害防止法に基づく緊急調査を始めた。
国交省によると、ヘリコプターによる上空からの調査で確認した4カ所の土砂ダムは、奈良県の熊野川流域にある十津川村長殿▽同村栗平▽五條市大塔町赤谷と、和歌山県・日置川流域の田辺市熊野。奈良県は5カ所のほかに野迫川村北股と天川村坪内の2カ所で確認した。
県別の死者・行方不明者数は、和歌山が68人、奈良24人。両県では孤立住民の救出や救援活動が本格化した。しかし、依然として和歌山県で2297人、奈良県で142世帯が孤立状態となっている。【まとめ・井上大作】
※ジジイのたわごと
東日本災害では、まだ大変な状況だというのに、和歌山県、奈良県では台風で大変な事になってるようである。テレビニュースの中で、「がけ崩れの恐れあり」では、埼玉県も入ってたので、早速埼玉在住の大学時代の親友に電話してみた。彼曰く
「がけ崩れは心配無いが、やたら雨が降るし蒸し暑い。生まれて初めての地震の後は大雨だ。こんな事は、この歳になって初めてだ。そもそも台風は九州に来てたのじゃなかったのか?!」
台風が埼玉へ来るのがオカシイと云わんばかりで、電話の向こうでは、憤懣やるかたない彼の顔が見えてくるようだった。
以前は、台風といえば九州というのが、常識となっていたが、台風の影響が埼玉県にも及ぼしてるようである。
私が現役時代、商品仕入れのため、関西、関東の仕入れ先へ出かけた時、「九州は台風で大変ですな」というのが挨拶代わりとなってた。すかさず私は「そう!!だからお見舞いの代わりに安くしてくれ」と価格交渉の材料としてたのを思い出す。
今度の野田内閣は、東日本災害と関西地方災害との復旧復興内閣となりそうだが、日本経済の復興も忘れずやってくれ!!