夜の奈良を楽しんだら、早朝にも奈良公園へ行きましょう。早朝の奈良は空気が凛としていてとても新鮮です。東の若草山から差し込む朝日は仏様の後光のように輝いています。興福寺や東大寺では、1300年前と同じであろうと思わせる悠久の朝の空間を体験できます。
宿泊客が、早朝の奈良の街を散策する姿をよく見かけるようになりました。早朝に寺社を拝観するツアーも増えてきました。ぜひ宿泊して早朝の奈良を楽しんでみてください。
若草山のふもと、朝日がとても綺麗
早朝に興福寺や東大寺の境内を散策すると、ほとんど人はおらず、目に入るのは鹿だけです。早朝の人がいない光景は、奈良に限らずとても斬新です。
自分の歩く足音しか聞こえない中で楽しむ街の風景は、とてもすがすがしく見えます。日中だと難しい、人が映らない写真も思う存分取れます。早朝は空気と光がきれいなので、写真の出来栄えも違います。こんな素晴らしい空間を独り占めできる体験は、夜にはできません。
24時間いつでもお参りできる興福寺の南円堂や東大寺の二月堂にもぜひお参りしてみてください。早朝の空間を体験して軽くなった心に、さらにその日一日の元気を注入してもらえます。東大寺の大仏殿・法華堂・戒壇堂は4月~10月は早朝7:30から拝観できます。大仏や天平の美仏たちもとてもすがすがしいお顔に見えます。
早朝の東大寺
奈良の「朝観光」を盛り上げるために、寺社の早朝特別拝観が、夏を中心に行われるようになってきました。こちらもツアー参加者だけで美仏のいらっしゃる空間を独り占めできます。かけがえのない時間を過ごすことができます。
【奈良県観光公式サイトのツアー案内】 新薬師寺 国宝の本堂で早朝特別拝観・通常非公開の香薬師堂特別公開
【奈良県観光公式サイトのツアー案内】 興福寺 僧侶のご案内で国宝館早朝特別拝観
【春日大社公式サイトのツアー案内】 神職が案内する朝のお参り
朝の鹿はみな、お食事に夢中
ホテルで朝食をとる前に1~2時間ほど散策する時間を設けるのが目安です。夜とは正反対の奈良のかけがえのない魅力を体験できます。鹿の写真も存分に撮れます。
こんなところがあるのです。
ここにしかない「美」があるのです。
「くるみの木」店主・石村由起子の美しい言葉で奈良の魅力を表現
奈良市観光公式サイト「奈良の朝旅」
※奈良公園、興福寺と東大寺の有料拝観エリア以外の境内の拝観・見学に条件はありません。いつでも無料で拝観・見学できます。
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