師匠の大森英敏さんからコメントをいただいた。
師匠は最近Twitterを始めたそうだ。
さっそく覗いてみたら、なんだか懐かしいイラストが沢山ある。
師匠が二十代の頃の絵だと思うけど、若いのに達者です。
大森さんの師匠が湖川友謙さんという方で、「ガッチャマン」などの劇画タッチな絵を描く方で、「ガンダム」の安彦良和さんと並んで当時の僕の憧れのアニメーターだったんですよ。
マニアックな話ですが、お付き合いください。
湖川友謙さんの作画スタジオに僕は入社しまして、そこで大森さんの隣に座っていろいろ教えてもらう事になるわけです。
大森さんはすでに、師匠の湖川さんを超えるぐらい力をつけていて、僕が入社して間もなく独立するんですが、「一緒に来るか」と言われて何の迷いもなくくっついて行きました。
湖川さんにそのことを話したら、全く引き止められる事も怒られることもなく、「君はそうなると思ってたよ」と言われてしまいました。
その時初めて湖川さんの仕事部屋に入ったんですが、奥様か誰かのヌードのクロッキーが壁に貼られていたのを覚えています。
骨格のしっかりした絵を描く方で、作画法の本も出していました。
絵のパースに関する考え方を日本のテレビアニメに持ち込んだのも、湖川さんだったんじゃないですかね。
とにかく絵がちょっと理屈っぽくてカッコイイんですよ。
それで大森さんも弟子に入ったんだと思うんですよね。
なんだか思い出話でとりとめががなくなりそうなのでこの辺にしておきますが、その後継者の一人でもある大森さんの弟子の僕としても、やっぱりカッコイイ絵をこれからも描いて行きたいと思うんですよ。
僕のTwitterはほったらかしですか、最近もちょっとカッコイイ絵を描きましたよ。
大森さんに見せたいぐらい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます