いま、娘と父親のイイ感じのシーンの作画をしています。
娘がパパたちの築いた仕事を受け継いでいこうと、決意するところで話しは終わるんです。
空に向かって「一生懸命頑張ってみます!」とか言ってね。
そんなシーンを描きながら、自分はアニメのパパたちの技術を受け継いできたかなあと思ったりしてさ。
アニメーターの大先輩たちのことですが。
まあ、いろんな先輩達がいますからね。
しかしここはパパで通しましょうか。
まあ、ぼくも気づいたら作品に出てくる娘のパパより歳とってるわけでさ。
もう作画の現場からも遠く離れてしまって、誰かに仕事を教えるパパでもない。
寂しいかといえば寂しい。
しかしいまも頭の中では娘でありパパでもあり。
このまま一人二役をずーっと演じながら、終わっていくんだろうね。
自問自答というかさ。
僕が娘やパパというのは、ちょっと無理があるけどね。