私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

¥1,000.- カット体験

2009-09-15 | 14楽しむ
十年近く、40日に1度ぐらいのペースである美容サロンに通っていた。
スタッフが10名ぐらいの比較的規模のあるサロンで、大体1回の予算が¥12,000.-といったところ。

担当のスタイリストは当初中堅スタッフだったのが、ナンバー2になっている。

担当スタイリストのカットには馴染んでいて、その日の気分でふらりと立ち寄っても、なんとか折り合いをつけて仕上げてくれていたのだが、昨年から完全予約制になってしまった。

当日「今日どうかしら?」と電話をいれても、人気のスタイリストにはすでに予約が入っていて「明日でしたらご予約いただけるのですが、明日はいかがでしょうか?」…と大抵いわれてしまう。

上質な対応をする為にシステム上必要なのはわかるのだが、そういう手順が面倒なタイプなのだ…私。

とうとう耐えられなくなったのが春先のことで、サロンをさまよい始めたのだが、そんな頃友人から「¥1,000.- カット」の話を聞きこんだ。

話を聞いて数か月、とうとう試してみる気になった。

社員食堂よろしく、入り口の販売機でチケットを購入する。

カット台は3台。

10分間で次々にお客がさばかれてゆく。

それぞれのミラーの足元に吸気口があって、カットが終わるたび備え付けの箒で切られた髪をかき集め、吸気口の前に。
スイッチを押すと、集められた髪は吸気口から壁の向こうへ跡形もなく消えてゆくという構造だ。

ケープは二枚用意され、一人終わるごと折りたたみ、異なるケープをもちいる(その間消毒しているのね、きっと)。

くしは使い捨て(希望すれば持ち帰り可)。

ハサミも二つ用意されていて、交互に使っているようだ。
前の客のカットをしたハサミは、定位置のバッドに預け、次の客のカットの間中、強力な紫外線のもと消毒されているという訳だ。

洗髪もブローもないアメリカンスタイルという訳だが、衛生意識はとても高い。
誰に使われたかわからないシェーバーで眉をそられ、後でマッサージ店に寄りたくなる肩モミや頭皮マッサージをされ、カットの間中当たり障りのない話題で会話する…なんてのが無い分気持ちがよいかもしれない。

2週間に1度のお手入れを推奨。
「悪くない」という印象だった。

2週間に1度通っても、美容院代が1/5になった計算だ。

「よしっ、ジューサーを買ってしまおう!」
と、妙な結論にたどりついた。
コメント
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