私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

新聞のない生活

2010-01-08 | 6悩む
新聞を止めてみた。

不快な事件が起こった訳ではない。

明治時代から我が家でずっと読み続けてきた某紙なのだが、ちょいと気分を変えてみたくなったと言ったら、厳しい環境下にある業界人からは非難されてしまうだろうか。

社説に最近違和感を覚えることが多くなったとか、
事実はインターネットニュースで知ることの方が多いとか、
旅行で新聞を止めてもらった際の事務処理が納得できないとか、
合理化で、地方紙を発行する地元新聞社に印刷を丸投げするようになってから、紙質が悪くなったとか、
高齢者が読みやすいよう活字を大きくされたことで情報量が減ったような気がするとか…結構いろいろ感じてはいたのだけれど。

単身赴任の友人は、月~金だけ購読しているという。

「子育てはこれから正念場です」って主婦の中には、広告の多い木曜日(だったかな?)だけの購読契約をしているなんて人もいるそうで、比較的自由な購読形態が可能となっていることだけは承知していたのだ。

で、いざ家の中に新聞のない生活が始まってみると、これが何とも淋しい。

恐らく歯が抜けてしまったような心もとなさを感じるだろうとは思っていたのだが、何だか世の中から忘れ去られてしまいそうな心もとなさなのだ。

また、情報の早さでは劣るかもしれないが、長々と自分たちのペースで情報を見せてくるテレビのニュースより、新聞の方がずっと選択性と合理性に優っている。

自分の感覚に響く記事だけ読めばよいのだから。

結局、我が家の新聞なし生活は一週間ともたなかった。
コメント
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