私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

「食べない人たち」という本

2015-05-17 | 2見る・読む・聴く
マキノ出版刊
「不食」実践者、お三方の共著。

久々に「そういう視点がありましたか」と「目から鱗」的な感想を抱いた本だった。

食に溺れている感のある私は、結局のところ暇人なのね…と深く自覚。
そして「バランスよくしっかり食べなくては健康は保てない」という、一種の脅迫観念にとらわれている自分を発見する。

食べざることで内臓が休み、心穏やかになるという側面があるということ。
食べなくても生きて行けると思えば、人の世は随分平和になるだろうという観測。

まだ、体の出来ていない子供には禁忌だろうという点に触れてない不足感は唯一あったけれども、読み終えて、心豊かになった実感がある。

断食と小食、不食はことなり、自分の体と対話しながら、ゆっくりと不食生活に目覚めればよい…という立ち位置はとても気に入り、何かしら静かに私の生活が変わってゆくような予感さえ覚えます。
コメント
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