クリスマスを終え、今年もいよいよ押し迫ってきた。
クリスマスに華やいで、ケーキを用意し、チキンを食べて…そんな恒例行事を全く意識しなくなっている自分を今年見つける。
クリスマスイブの夕方、髪を切りに行ったが、美容師さんに「何かする?」と聞かれて「そうしたことを全く気にかけなくなった」と告げれば、その美容師さんも「私、今晩も湯豆腐を食べると思う」とのたまった。
クリスマス何の事やら…という層が確かにいて、私はどっぷりそこにはまったようだ。
大晦日まであと幾日。
世間のリズムと隔てられ、私のスケジュールは年末年始も変わる事がない。
変更になったゴミ収集のスケジュールを確認し、あれもこれも高値のまま、年末相場になだれ込んだ食品価格に呆然とする。
家の掃除を気に掛けながら、寒波襲来で水が冷たいのを理由に、もっと大掃除に適した季節があるはずだと模索する。
神棚に榊をお供えし、墓参りだけはせねばなるまいと考える年の暮れである。