一人でとる食事には慣れている。
大抵のものは家でつくれるし、ラーメン屋にも寿司屋にも一人で入ることが出来る。
しかし、秋が深まり肌寒くなってくると、一人の食事に「わび」や「さび」を感じることが多くなる。
そんな時は、テレビ相手に食事する。
「ひろしのぼっちキャンプ」
「飯尾和樹のずん喫茶」
「孤独のグルメ」
「晩酌の流儀」
「天狗の食卓」
何れも食事風景が映し出される番組で、孤食の人達をターゲットに、番組づくりがなされているのではないかとさえ思う。
テレビを見ながら食事をするのは、お行儀が悪いとしかられた時代もあったが、お通夜のような食事風景は、精神衛生上も消化にも良くないだろうと確信している。
今日は冷蔵庫の残り物で野菜炒めを作った。ご飯が美味しい。
お気に入りの黒酢ごぼうを口直しに。
野菜室の一番奥に忘れ去られていたゴールドキウイは、傷み始めていて少々苦い。
美味しく食べるには、鮮度の良いうち調理するべしと大反省した。
それにしても、胃袋に食物が入ると、人間の身体は発熱するように出来ている。
うすら寒い嫌な感じはどこへやら…よしよしである。