三五郎の車中泊の旅

車中泊でしか分からない、
 歩かないと見付けられない、 
  今そこにある感動を逃したくない。
       

白馬・八方尾根

2022年10月26日 | トレッキング
10月21日(金曜)
白馬・八方尾根に来ました。
じつは先週も来たんですが、お隣の栂池自然園の紅葉が終盤なのでそちらへ行きました。
駐車場まで行って、ゴンドラに乗って、頂上まで行って、おや???
ありゃ、ここ何年か前に来たことあるわ。(もっと早く気づけよってはなしです)
まあ、せっかくなので一番奥の展望湿原までは行ってみました。

前回きたときにはガスが出ていてなにも見えなかったので、今回は曇ってはいたけど雲海まで見えて来た甲斐がありました。

ただYutube用の撮影をしながら歩いた前回よりも明らかに時間がかかりました。

運動不足と歳のせいで明らかに体力がおちてます。

というようなことがありまして本題の八方尾根です。

1830メートル、リフト終点の八方池山荘近くからの眺望です。

さあ八方池までのトレッキング開始です。

メッチャ天気いいし今日はどんな景色に出会えるんだろう、、、ワクワクしますねー

途中、近道のゴロタ道と遠回りにはなるけど歩きやすい木道との分かれ道


私は迷わず木道コースへ

近道へ向かった人たちはどんどん登って行きます。

私の方はなだらかなゴロタ道を少し登ると木道になりました。


所々に休憩所もあり歩きやすいです。


木道とゴロタ道が交互に現れ石の階段を登り切ると道が合流、第二ケルン(2005メートル)です。


ここまで来れば八方池まであとちょっと、迫力の白馬三山です。


振り返れば、登って来たなだらかな道が後に続く、、、


八方池が見えてきました。


2080メートル、第三ケルンです。


第三ケルンの下が八方池。


残念ながらこの日は強風で、水面が波立って何も写りません。
波がなければこんなふうに見えるそうです。

それでも、高そうなカメラを三脚に構えている人達は風が止むのを待っているのかその場を動こうとはしません。

池のほとりには小さな祠が、、、飯森神社奥の院。

ここで昼食のおにぎりを食べました。

こんな景色には出会えなかったけど、


最高の天気で楽しい1日でした。


動画はただいま編集中です。














乗鞍・剣ヶ峰

2021年10月06日 | トレッキング
10月2日

先週に続いて今年二度目の乗鞍です。
なにも2週続けて行かなくてもと思うのですが、カメラの電池切れで行ったのか行かなかったのか、記録に残せなかったのが心残りでの再びです。

先週登った「富士見岳」

2度は登りません。

前回の記事終わりで「今度はせめて『摩利支天岳』(2872メートル)くらいは登ってみるかな。」と綴ったのでさっそく向かいました。

違う違う、そっちは「剣ヶ峰」、ここの分岐を右へ行かねば・・・、ってだぁれも右へ行かない。

なんか、摩利支天に行く雰囲気ではない。
人の動きに流されて、つい登山届を出す私。


途中「肩の小屋」という山荘で大勢休憩してたので、まさかみんな剣ヶ峰に登てきたわけではないだろうと聞き込み。
何人かに聞いたがみんな行ってきたとのことで、「1時間ほどで行けますよ。」とのこと。
まあキツかったら途中で戻れはいいだけのこと、とりあえずは向かってみることに。

勾配はそんなにキツくなく、登山道もわりと歩きやすい。

なんだかんだで稜線まで登ってくることができました。


山の反対側、火口跡でしょうか。

どこの山に行っても、だいたい火口跡は池になってることが多いです。

とにかく山頂までもう少しと思っていたら、なんともう一山向こうが本当の剣ヶ峰でした。

このお椀を伏せたような山では、皆さんカップラーメンを食べたりお弁当を食べたり、なんかいい匂いが漂ってきます。
私も登頂したらここでお昼を食べよう。

さてもうひと踏ん張り。


各地の緊急事態宣言解除の余波か、山頂近くになるとスゴイ人混みで前に進めなくなりました。

こうなりゃ慌ててもしょうがないので人混みの後ろをついて行きます。
後ろからも人がどんどん上がってきて、ソーシャルディスタンスもヘッタクレもありゃしません。

30分以上並んだかな、なにはともあれ「剣ヶ峰」(3026メートル)登頂。

思っていたよりはキツくはありませんでした。
先週の「富士見岳」の方がよっぽどキツかったです。
まあ、何人もの人に追い越されはしましたけどね。
面白かったのは登りでスイスイと追い越していった二人組の若者が、降りるときは腰を落として岩に手を付き、ほとんど四つん這いで恐る恐る降りて行く横を、私は岩の頭をヒョイヒョイと蹴って駆け下りて追い抜いた。
登る体力はないが、いつも川で石の上を歩いているせいか岩の上を駆け下りることに恐怖心はない。
実際、怖がって岩の間の砂利場を降りている人は踏ん張りが効かず、何度も滑って尻もちをついていたので岩の上に足を掛けて降りた方が安全なのかもしれない。

先程のお椀山で持参の弁当を食べて「肩の小屋」から紅葉の綺麗な「乗鞍エコーライン」の「肩の小屋口」へ向かって降りることにした。


岐阜県側の「乗鞍スカイライン」は這松の繁る雄大な景色なのに対して、長野県側の「乗鞍エコーライン」は紅葉が見事な景色です。


2週つづけての乗鞍トレッキングでしたが、楽しかったですね~。
剣ヶ峰、また登ろうかな。

動画です。











乗鞍散策

2021年09月25日 | トレッキング
9月25日(金曜日)

先週の3連休に続き、今週は金曜に休みを入れての4連休です。

以前、長野県側からバスで畳平まで上がって紅葉の山の中を歩いて下ったことがあるけど、今は岐阜県は緊急事態宣言がでているので今回は岐阜県側からの「乗鞍スカイライン」でのアプローチです。
紅葉を楽しむならば間違いなく長野県側の「乗鞍エコーライン」で上がったほうがいいでしょう。

畳平の駐車場入り口が県境になっているので、今回は山登りを楽しんでみたいと思って来ました。
まあ、山登りとは言っても入山届がいるのは乗鞍最高峰の「剣ヶ峰」(3026メートル)だけなので、今回登った「富士見岳」(2817メートル)は散策と言っていいでしょう。
がぁ、最近は運動不足で頂上に立つまでに何度も休憩しました。

富士見岳に登る途中からみた畳平駐車場


同じく「お花畑散策路」方面

山の稜線と雲海のコントラストが見事でした。

でまあ一応頂上まで登るには登ったんですが、なんとカメラの電池切れ。
Youtubeに載せる動画を撮るつもりで来たのが、動画どころか静止画すら撮れない。

なんとも中途半端な気持ちで、弁当だけ食べて早々にバスに乗って山を下りたんですが、久々にヒーハーヒーハーと思いっ切り空気を吸い込んで、肺が洗われたようで気持ち良かったです。

今度はせめて「摩利支天岳」(2872メートル)くらいは登ってみるかな。



飛騨・小坂滝めぐり

2018年06月11日 | トレッキング
岐阜県下呂市小坂町には5メートル以上の滝が200以上もあります。
その中で今回行ったのは、巖立公園から沢沿いの遊歩道を歩く初心者コースです。

巖立公園駐車場です。

奥に見えるのは岐阜県指定の天然記念物で、高さ72m・幅120mの大岩壁。溶岩が冷えて固まったときに柱状節理が出来、太さ数十cmの柱が並んでいるように見えます。
今から約5万4千年前に、御嶽山の噴火によって流れ出した溶岩流の末端部分で、御嶽山から約17km下流になるそうです。この溶岩流全体は、摩利支天山第六溶岩流と呼ばれています。

小さな売店と案内所もあります。


遊歩道入り口です。

ここで維持協力金200円を払ってさあ出発。

駐車場下の沢から見上げる巖立です。


きれいに整備されていて歩きやすい。


緑がきれいです。


だんだん秘境みたいになってきました。






「三ッ滝」の二つ目と三つ目の滝です。


「三ッ滝」の一つ目から二つ目へ。


滝の上まで来ました。


けっこうな高低差があります。




途中、分岐がありましたが、暑かったので沢沿いのコースへ。


小さな橋を渡ると何のことはない、林道へで出ました。


ずっと沢のすぐ上を歩いているのでヒンヤリして気持ちいい。

なんか見えてきました。

降りてみます。


「あかがねとよ」という滝でした。


巖立公園内は釣り禁止ですが、ここまで来てやっと釣り人に会いました。

フライでしたが、聞けばいい型のイワナが釣れたそうですがリリース。

この上流にも滝はありますが、歩きだと2時間以上もかかるそうなので戻りました。

目や顔が緑色に染まるんじゃないかと思うほどに新緑が綺麗でしたよ。

YouTube → https://www.youtube.com/watch?v=n5on1ajMnkg&t=33s

駒ケ根高原・千畳敷カール編

2018年06月06日 | トレッキング
駒ヶ根高原の初めでも触れましたが、以前に行った「千畳敷カール」です。

秋に一度目に断念してからの翌週の平日行でした。

菅の台バスセンターから30分ほどでロープウェー乗り場、ゴンドラに乗ればそこはもう天空の世界です。


ゴンドラの扉が開くとまず寒気がお出迎え。
そしてこの絶景。


下ではまだ木々は青々として紅葉にはほど遠い感じでしたが、カールの紅葉はピークを過ぎて少し残念のような気もしたが、それを差し引いてもこの景色は一見の価値ありです。


私は山は好きですが、それはあくまで見るという意味で決して登山家とかいうような大それたものではございません。
ただ、こんな景色を目の当たりにしてしまうと柄にもなく「あの稜線まで上がってみたい」と思い遊歩道から登山口へ、、、
見上げれば峰は遥か彼方、「やっぱりやめとくか・・・、いやいやあの上にはきっと見たこともない世界が広がっているはず」と、まず一歩。


下から見上げたときにはそんなに遠くは感じなかったのに、登れば登るほどに峰は遥かに遠くなっていく。


私は近頃珍しい愛煙家なんですが、ハアハアと大きく呼吸をすれば肺からニコチンが抜けていくようです。

「ゼェ、ゼェ、ゼェ、」やっと峰を歩く米粒大の人の姿が見えてきました。
「もう半分くらいは登ったたかな。」
降りてくる人に聞けば、「いゃぁ、まだ三分の一も来てないかも、、、がんばってください。」だって、・・・ (*´Д`)

「ヒッヒッフゥ、ヒッヒッフゥ、」呼吸がラマース法へ。


あとちょっと、あとちょっとで、何とか峰までたどり着けました。


登って右方向、「前岳」へと続く峰です。


もうゼッタイ登る気はないので左の山小屋のある方へ行って持参のおにぎりをいただきました。


小屋の裏手から遥か御嶽山の方角へ目を移せば、抜けるような青空のした噴煙を吹き上げる姿が目に入った。


ここと同じように、子供から年配者まで山登りを楽しみ、雄大な景色を満喫していたところへ突如、自然が牙を剥いたのです。
手を伸ばせばいつもそこにある山々・・・、ただそれは優しいばかりではないことを思ったのでした。

立山室堂

2017年11月14日 | トレッキング
ここのところ判で押したように週末になると雨が降ります。
なかなか車中泊もままならないので、過去に撮りためた画像を紹介します。

季節は10月の平日です。

午前に家をでて19時頃に「立山駅」到着。
今夜は駅横の駐車場で車中泊。
よほど寒いかと思い、湯たんぽまで用意してきたけど、思ったほどではなく使わず仕舞で快適でした。

翌朝、5時過ぎた頃から周りの車のドアの閉まる音が頻繁に起き始めて目が覚めた。
まさか釣りじゃあるまいし、なんでこんな朝早くからとおもいながらまた寝た。

それから2時間、7時にセットしてあった目覚ましの音でふたたび目覚めて、顏を洗ったり朝食をとったりしてゆっくりと駅に入るとかなりの列に、、、
「えっ、なんで?これがいやでわざわざ有給とったのに」と思ったが、ケーブルカーが意外に大勢乗れた上に臨時増発で30分くらい待っただけですみました。




7分ほどで美女平駅に到着、そこから高原バスに揺られて50分、途中ナンチャラの杉だとか称名滝とかで止まってくれます。
称名滝は以前行ったことがありますが、上から見るのは初めてです。

このバスは室堂直行なので途中の弥陀ヶ原を通り過ぎてまもなく終点「室堂駅」に到着。
初めての立山なので、とりあえず案内板どおりに「室堂展望台」へいってみることに。

目の前に旅行雑誌なんかでよく見る湧き水。

予定では一番お手頃な室堂山(2668m)に登るつもりだったけど、雷鳥沢へも行ってみたかったので先にそっちへむかうことにします。

湧水地から案内板に沿ってきれいに整備された石畳の道を歩きます。


少し歩くと「みくりが池」


この日はあまりきれいな色ではなかったけど、天気がいいとこんな風に見えたり、


こんなに青く見えたりもするみたいです。

(きれいな方の画像は立山オフィシャルサイトより拝借しました。)

さらに歩くと「みくりが池温泉」


その奥が「地獄谷」

硫黄の匂いがスゴイです。

遊歩道を歩いていても風向きによって硫黄の匂いが鼻をつきます。


雄大な景色を見ながら歩きます。


気持よく歩いていると雷鳥沢のキャンプ場が見えてきました。


下のほうに見える平らな所がキャンプ場です。ここから立山縦断とかにでかけるようです。
ほとんどが下りで楽ちんです。


雷鳥沢ってくらいだから探したけど、そんなに簡単に遭遇するわけないか・・・、と思いきや、けっこう頻繁に現れるそうです。


ずぅ~っと下ってきたってことは、こんどはずう~っと登っていかねばなりません。

「血の池地獄」だそうです。
なんで地獄なのかは分かりませんが、、、池の横にはまだ残雪があります。


なが~い登りを歩いていると、だんだん雲が湧いてきます。


山は天気が変わりやすいからまたすぐに青空が顏をだすだろうと思ったが、、、
山がガスだか雲だかにどんどん隠れていきます。


昼食を食べ終わる頃には周りの山々がほとんど見えなくなって山登りは断念しました。