もう癌じゃない！

やっと、フルコース治療が、終わった～！！

（ホルモン療法はあと5年・・・仕方ありませんが。）

なんだか妙な達成感さえ感じる。


今朝は6時に目が覚め、気合いが入っておりました～。

朝からゆっくりお風呂に入り、お弁当を作り、息子を送り出し、いざ出発

六本木～霞ヶ関～銀座～築地～かつどき橋～晴海大橋～有明～癌研

Ipodを聞きながら、淡々と走っていたが、

最後、病院が見えてあと500mくらいのところで、

いきなり、この約1年の様々なシーンがコマ送りのように思い出されて、

涙がボロボロ流れてしまった。


ずっとピンと張り詰めていた糸がプツンと切れた感じだった。

自分では、肩の力を抜いて向き合っていたつもりだったけれど、

ちっともそうじゃなかったんだなあ～

結構、辛かったよね・・・と初めて自分を甘やかした気がする。

もう、いいよね。

もう十分。


放射線の受付に行くと、あんな恰好だったので、走ってきたんですか～と、ビックリされてしまったけれど、

受付の方や、看護師さんや、技師さんと、2ヶ月間、お世話になった方々に、

「今日で最後ですね。お疲れさまでした。」と声をかけられる度に、

とても感動してしまう


待合室で隣の人にも、おめでとうございます、と声をかけられ、色々話し込む。



こういうシーンは、テレビのドキュメンタリーなどで見たことがあったけれど、

自分の人生に、このようなシーンがあるなんて、想像もしなかったことだ。


人の優しさに触れて、ちょっとだけ、癌になったことも悪くない、と思った。


今朝は、友人たちから、あたたかい励ましや労いのメールを頂きました。


ほんとうに、『人』に支えられてきました。

私は、わがままに生きてきたけれど、

人は、一人では生きていけない、とつくづく思わされた一年。

たくさん色々なことを学んだ。



また明日から、もっと人の役に立つように、生きていきたい。

今日は、病院を出るときに、

思わず・・・

『わたし、もう癌じゃない！』

と、心の中で思い切り叫ばせてもらいました